「子どもと一緒に山に登ってみたい」 そう思っても、どの山を選んだらいいのか、最後まで歩けるのか、トイレや食事はどうしよう……。初めての親子登山には、意外とたくさんの心配があります。そんな親子におすすめしたいのが、長野県白馬村にある「白馬五竜高山植物園」と、その先にある標高2,007mの小遠見山(ことおみやま)。
ゴンドラを使って一気に標高を上げ、高山植物を楽しみながら本格的な山歩きにも挑戦できる場所です。今回は、親子イベントで小遠見山を目指して歩いてきました。
■ゴンドラに乗った瞬間から、冒険が始まる
白馬五竜の山歩きは、麓からゴンドラ「五竜テレキャビン」に乗ってスタートします。子どもにとっては、このゴンドラだって立派なアトラクション。ぐんぐん小さくなっていく建物を眺めながら山の上へ向かっていくと、それだけで「今日はいつもと違う場所へ行くんだ」というワクワク感が高まります。
山頂側のアルプス平駅は標高約1,515m。ここからさらにアルプス展望リフトを利用すると、小遠見山へのトレッキングのスタート地点へと近づくことができます。今回目指す小遠見山は、標高2,007m。数字だけを見ると「子どもに2,000mの山なんて大丈夫?」と思うかもしれません。でも、ゴンドラとリフトを上手に使えるのが白馬五竜のいいところ。すべてを自分の足で登らなくても、子どもたちが「山を歩いて、自分の力で山頂に立つ」という経験ができるのです。
■足元には、小さな発見がいっぱい!
白馬五竜ならではの楽しみが「白馬五竜高山植物園」です。山を歩くというと、つい「山頂まであと何分?」とゴールばかりを見てしまいがち。でも子どもたちと歩いていると「この花、何?」「この虫見て!」「葉っぱの形がおもしろい!」 大人なら通り過ぎてしまうようなものを次々と見つけてくれます。早く歩くことだけが、山歩きではありません。
立ち止まって花を見る。 風の音を聞く。土や草の匂いを感じる。 遠くの山を眺める。子どもと一緒だからこそ、そんな山の楽しみ方に気づかされます。子どもたちの一言一言に耳を傾ける時間にしましょう。