日本百名山のひとつであり、首都圏からのアクセスがいい奥秩父エリアでも1、2を争う人気を誇る金峰山(きんぷさん・きんぽうざん)。標高は2,599mもあり、山上では街よりもひと足早く季節が進んでいます。
9月の連休明け、長雨の合間を縫って、この山を歩いてきました。気になる今年の紅葉状況もチェックしてきたので、レポートします。
◼️色づきは、まだまだこれから
例年、金峰山山頂周辺は9月下旬に色づき始め、10月初旬から中旬に見頃を迎えます。紅葉は徐々に山麓へと下がっていき、後半になるとカラマツの黄色が山を染め上げるようになります。
今回登った9月の連休明けは、まだカラマツは色づき始めてはいませんでした。山頂周辺のダケカンバやナナカマドは、株によって「少し色づき始めているものもあるかな?」という程度。広々と稜線が見渡せるビューポイントからの眺めも、まだ緑が色濃い印象です。
今年は長雨の影響で冷え込みが進み、紅葉が早まっているかと思っていましたが、紅葉時期は例年と同じくらいか少し遅いくらいになりそうです。
◼️穴場ルート「御嶽道」から登ってみた
現在、金峰山に登るには、瑞牆山荘(みずがきさんそう)を起点に富士見平小屋を経由して山頂西側の尾根からの道と、東にある大弛峠(おおだるみとうげ)から稜線上を歩く道の2つがメインルートです。しかし、今回は南面から山頂を目指す「御嶽道(みたけみち)」を利用してみました。
このルートは、長年破線扱いになっていましたが、一昨年に歩きやすく再整備されました。以降、年々利用する登山者が増えてきてはいるものの、比較的静かに歩ける穴場ルートとなっています。
アコウ平の駐車場を起点に一旦沢に下り、金峰山南面に延びる尾根を登る行程で、登りは約3時間半ほど。針葉樹の美しい森歩きから、沢の渡渉、展望抜群の岩場など、非常にバリエーションに富んだ山歩きが楽しめるルートです。