日々、キャンプギアを展開し続けるDAISO(以下、ダイソー)。安価でキャンプに新しい体験を与えてくれるのが大きな魅力だ。ある日、ダイソーのアウトドアアイテム売り場を見ていると、気になる商品を見つけた。
円形の金属の台の上に、食パンが立てかけられているパッケージが目を引く「キャンピングトースター」。ホットサンドメーカーのように、鉄板で挟みながら熱して焼くわけではなさそうだ。
「金属板が直接接していないのに、トーストができるほどの熱が伝わるのか……?」と半信半疑ながらも「キャンプで簡単にトーストが焼けたらうれしいなぁ」と夢を抱き購入。
この記事では、実際に「キャンピングトースター」を使ってサンドイッチを作るなかで気づいた、焼きあがりの結果、失敗しないための具体的なコツをまとめた。
■ダイソーのキャンピングトースターとは? 使い方と基本スペック
ダイソーの「キャンピングトースター」は、アウトドア向けのトースター。円形の土台に食パンを立てかけられるスタンドがあり、下からガスコンロなどの火で熱するとパンが焼けるという仕組みだ。
直径を測ったところ22cmで、スタンドを折りたたむと厚さ約3~4cmほどになり、重量はカタログスペックで284.6g。コンパクトに収納できるので、荷物を小さくまとめて軽くしたいソロキャンプやツーリングキャンプにも持って行きやすいだろう。
使い方はシンプルで、キャンピングトースターのスタンドを立ち上げたら火器の上にセットし、スタンドにパンを立てかけて加熱するだけ。パンを直火で焼くわけではなく、熱したステンレスから放出される熱で焼けるようだ。
■ホットサンドメーカーとは違った焼きあがり
実際にパンを焼いてみると、まずこの商品は、時短と手軽さのための商品ではないことがわかった。
●シングルガスバーナーで焼いてみた
今回、筆者が用いたのは、アウトドア用のシングルガスバーナー。「キャンピングトースター」をバーナーの上に置き、パンを立てかけて、中火で熱し始める。この日は風が強かったからか、金属板に手をかざしても熱を感じられず、やや火力を上げた。じっと様子を見守り3分ほどで、ほのかにパンが焼ける香り。
しかし、パンに焼き色がついている様子はない。触れてみると、金属板に近い内側の下のほうがパリパリしていたが、外側や上部はフカフカのまま。しばらく待っても変化がなかったため、全体を焼くには、熱源に近い場所を入れ替えることが必要と推察し、上下をひっくり返す。そうして、内側外側3分ずつ、それぞれ上下もひっくり返し、計12分以上かけてトーストを焼き上げた。
●卵焼きサンドにして、いざ実食
レタスと、別で調理した卵焼きを挟んでサンドイッチにしてみた。パンの表面はパリパリしていて、サクッと軽い。焼き色はつかなかったが、中まで熱が伝わったようだ。
特に、耳のサクサク食感が印象的で、卵のしっとり感との組み合わせはなかなか美味。ホットサンドメーカーで作った、カリッと焼いた表面の感触とはまた違ったおいしさだ。
しかし、焼き色がついたトーストの色や、香ばしさをほとんど感じられなかったのは、筆者としては残念だった。今回は6枚切りのパンで試したが、4枚切りのような厚めの食パンだと、焼き時間などに調整が必要かもしれない。
手軽でコンパクトにまとまるアイテムではあるので、ホットサンドメーカーの持ち運びや手入れにわずらわしさを感じている人にはおすすめ。
また時折パンの表面に触れたりしながら、焼き加減を確認できるので、ふたを開けるまで中の様子が分からないということもない。
トーストを育てているという意識を抱くことになり、新しいキャンプクッキング体験ができた。