■下山は裏道で
山頂には一等三角点と標柱があり、周囲にはベンチが設置されていた。西へ2分ほど歩くと、琵琶湖を望める望湖台(ぼうこだい)がある。
風が冷たくなってきたため、昼食を早めに済ませ、下山の準備をする。
下山は、ロープウェイを利用して15分で下山する方法と、約2時間半かけて裏道を歩く方法がある。ロープウェイで下れば楽であることはわかっていたが、このまま終わってしまうのも少し物足りない気がした。疲れはあるものの、まだ歩ける余力はある。迷いはあったが、今回は自分の足で下ることを選んだ。
下山に選んだ裏道は、歩き始めにわずかに残雪があり、足元の状況を見ながら慎重に進む必要があった。
序盤は滑りやすい斜面もあるが、その先は森林や沢沿いの道となり、落ち着いて歩くことができる。ただし下りが長く続くため、足への負担は大きいと感じた。体力に不安がある場合や疲れを残したくない場合は、ロープウェイの利用も現実的な選択だろう。
今回は、裏登山道入口から、湯の山温泉街にある国民宿舎「湯の山ロッジ」まで20分ほど歩く予定だったが、先にロープウェイで下山していた仲間が手前のロープウェイ入口付近まで車で迎えに来てくれた。
下山後は、湯の山ロッジの温泉で渓流を眺めながら、登山の疲れをゆっくりと癒した。
■無理のない選択ができる山
御在所岳は、ロープウェイを使えば気軽に楽しめる一方で、歩きごたえを求める人も満足できる。体力やその日のコンディションに合わせて、登り方や下山方法を選べる点が、この山の大きな特徴だ。
実際に歩いてみると、景色や足場の変化、鎖場などもあり、変化を感じながら進める点が印象に残った。奇岩も多く、見る角度によって印象が変わるため、歩くことで見応えをより感じられるだろう。
下山後に温泉街で過ごせるのも、訪れやすさにつながっている。御在所岳の登山を、自分のペースで楽しんでみてはいかがだろうか。
●【MAP】御在所岳
【ルート概要と所要時間】
中登山口(0:00)→ 地蔵岩(0:55)→ 山上公園(2:05)→ 御在所岳(2:26)→ 山上公園(2:46)→ 国見峠(3:06)→ 藤内小屋(4:06)→ 砂防堰堤(4:26)→ 日向小屋(4:31)→ うらみちの滝(4:36)→ 御在所裏登山道入口(4:51)→ 御在所ロープウェイ湯の山温泉駅(4:56)
合計:約5時間
歩行距離:約6.8km
累積標高差:登り 781m、下り 948m
国民宿舎 湯の山ロッジ
住所 〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野8497-2
電話 059-392-3155
ホームページURL:https://www.yu-lodge.com/access/
※営業日時はホームページよりご確認ください