2026年4月4日(土)、5日(日)の2日間にわたり、雪山シーズン最後のお祭りとして開催された「谷川雪山フェス」。群馬県、百名山のひとつとして親しまれる「谷川岳」。そのアクセスポイントとなるロープウェイ「谷川岳ヨッホ by 星野リゾート」を舞台に、昨年以上の盛り上がりを見せたイベントを体験。ギア、ワークショップ、グルメに群馬の伝統民踊「上州八木節」まで。進化し続ける雪山での新たなイベントをレポート。
■多数の雪山ブランドが集合! 最新ギアのお試しに興味津々
谷川雪山フェスには雪山登山、またバックカントリースキー、スノーボードにまつわるブランドが多数、出展している。この場が初お披露目となるニューモデルや、これまで気になっていたけれど、なかなか手が出なかったアイテムなどの雪山ギアが勢ぞろい。来場者は各ブースでさまざまなギアにふれ、ブランド担当者の話に耳を傾けていた。
しかも、それらのギアを実際の雪山というフィールドで試すことができるというのが、このイベントの最大の魅力。ショップではいまいち分からないことが実際のフィールドで使ってみることで、自身に合った適切なギア選びも可能となってくる。
■ツアー体験にトークショーまでワークショップもさらにパワーアップ
ギアのお試しだけでなく、最新ギアを使用してツアー体験やトークショーなども盛りだくさん。雪遊びフォト体験、スノーシューツアー、イグルー作り、雪山ごはんレッスンなど地元ガイド協力のもと、バラエティに富んだワークショップが多数、企画された。
ほかにも日本雪崩ネットワークや谷川岳警備隊によるトークセッションやビーコン体験会など、安全面での啓蒙活動も行われた。
そして普段、聞くことができない貴重な機会となったのがメーカーの枠を飛び越えたクロストークイベント。ステージにはペツル、ブルーアイス、カンプの担当者が集まり、各ブランドの特徴やニューモデル紹介、メンテナンス方法など来場者からの質問にも答える形式で行われた。
ブランド同士で他ブランドの気になるポイントを突っ込みあったりと、ライバルでありながらも仲間同士の掛け合いは楽しくも実践的な内容であった。
■オリンピックで注目のSKIMOを体験
今年2月に開催されたミラノ・コルティナオリンピックで採用された新競技「SKIMO(スキーモ)」。斜面を駆け上り、時には板を担ぎ、そして滑り降りるという、これまで見たことのないスキー競技に興奮した方も多いのでは。
そのSKIMOを谷川雪山フェスで体験。日本山岳・スポーツクライミング協会の協力のもと、スキー、シール、ブーツ、ヘルメット、バックパックが用意され、参加者たちは普段のアルペンスキーとは比較にならないほどの軽さに驚き、シールを付けてのハイクなど、オリンピックさながらの雰囲気を悪戦苦闘しながらも楽しんでいる様子。
ゲレンデをこんなに簡単に登ってこれるんだ!? と驚いた様子で滑走モードへ。ちょっと不安定に感じつつも、逆に、その軽快さが心地よく、転んでも笑顔で、スキーの新たな魅力に出会うことができた貴重な体験となった。