春の海は気温も上がり、日中でも過ごしやすい季節である。そんな時期に楽しめる釣りのひとつが、アオリイカを狙うエギングだ。

 アオリイカは春になると産卵のために接岸し、漁港や港湾、磯などの比較的岸から近い場所でも狙えるようになる。数釣りは難しいが1㎏を超える大型個体が釣れることもあり、魅力的なシーズンといえる。

 ロッド、リール、エギと道具も少なく、日中の堤防という安全な場所からでも狙えるため、これから始めたい人にとっても取り組みやすい釣りだ。

■春は大型のアオリイカが狙える季節

キロオーバーのアオリイカ

 春のアオリイカは、産卵のために浅場へと寄ってくる個体が多くなる時期である。秋の数釣りとは違い、1杯のサイズが大きいのが特徴だ。特に1kgを超える個体が釣れる可能性もあり、エギングの中でもこの時期を楽しみにしている人は多い。

 イカといえば夜釣りのイメージがあるかもしれないが、夜釣りだけでなく日中でも大型のアオリイカを狙えるチャンスが十分ある。時間帯に縛られすぎず、気持ちのよい時間に釣りができるのも春のエギングならではといえる。

■釣れる場所とタイミング

 春のアオリイカは潮通しのいい藻場に寄ってくるため、そのような場所がポイントとなる。大きな潮流に面した湾や潮流のぶつかる岬付近にある藻場や岩場など、潮の流れに変化のある場所につくことが多い。特に海藻が生えているエリアは産卵場所にもなるため、意識して狙いたいポイントである。

 堤防からでも、足元付近に藻がある場所や、潮の流れが変化する場所ではチャンスがある。潮通しのよい先端部や、潮目がある場所は回遊してくる可能性があるので見つけたら投げてみよう。

 タイミングとしては、潮が動いている時間帯がひとつの目安となる。筆者の経験からは、潮どまり前後や動き始め前後は反応が出ることが多いようだ。

 光量の変化がある時間帯も釣れるタイミングが多い。朝マズメ、夕マズメなどの日の出、日の入り前後でなくても曇り空から太陽が出てきて海に太陽光が差すときのような、日中の変化でも活性が上がるタイミングがある。