■歴史感じる採掘場跡を楽しみながら鋸山へ。急な階段を登った先に待っている絶景
車力道コースから鋸山へ向かうと、まず猫丁場と呼ばれる石切場跡があるのでぜひ立ち寄ってみてほしい。山頂付近は石切場跡が点在しておりスケールが大きく迫力満点の場所や、5階建てのビルがすっぽりと入ってしまうほどの洞窟状になっている場所などさまざまだが、猫丁場はユニークで、切り出された壁に猫が彫ってある。一見するとわかりにくいため、目を凝らして探してみてほしい。
関東ふれあいの道と合流すると、今回のコースでもっとも急な区間となる。狭い階段が続くため、すれ違う際は譲り合いながら進もう。階段を登りきるとベンチがあるため一息入れることができるが、休憩は展望ベンチがおすすめ。東京湾の向こうに富士山を望み、眼下には港町や海岸の景色が広がっている。
標高は高くないが海が近いこともあり、高度感を感じることができるだろう。
■富士山の眺望を楽しんだあとは、ひっそりと佇むゴールの山頂へ
鋸山は山名の由来にもなっている通り、山頂部がギザギザとしている。展望スポットから鋸山山頂までは、テンポよくアップダウンを繰り返す。
千葉県は積雪が少ないはずなのだが、筆者が訪れたときは10年に一度と言われる寒波が去った後で、珍しく関東地方でも降雪した直後だったため、山道には所々雪が残っていた。温暖なエリアとはいえ、油断せずに滑り止めは携帯してほしい。
冬でも緑豊かな森だが、動物たちの声は控えめで非常に静かだった。いくつかアップダウンを繰り返すとひっそりとした山頂に到着。山頂からは房総の山々の風景を楽しめる。森の中にあるため。パノラマとはいかないが、森の中を1箇所だけ切り取ったようにみえる里山の風景がきれいだった。
■下山前に採掘場跡巡りもおすすめ
筆者が訪れたときは気温が約10℃ほどで、虫なども一切いなかったため非常に快適だった。下山は関東ふれあいの道を利用すると、採掘場跡巡りをしながら楽しく下山できるだろう。時間に余裕のある人は日本寺を拝観すると地獄覗きなど観光スポットを楽しむことができる。
採掘場跡はまるで遺跡のようで、アニメのワンシーンで登場するような場所もあった。「ラピュタの壁」と名付けられた景勝スポットもあるため、ぜひその目で確かめて答え合わせをしてみてほしい。
【JR浜金谷駅から周回ルート】所要時間
浜金谷駅(0:00)→ 猫丁場(0:57)→ 展望台(1:25)→ 鋸山(1:42)→ 岩舞台(2:17)→ 浜金谷駅(3:07)
歩行距離:約5.3km
累積標高差:登り 476m、下り 476m
合計所要時間:3時間07分