■高性能ソフトクーラーAO Coolersとは?

内側はシームレス構造のため、外気を完全にシャットアウトできるAO Coolersのソフトクーラー 

 今回紹介する「AO Coolers」は、本場アメリカで高い評価を受けているクーラーブランドだ。もともと業務用クーラーの製造からスタートし、卓越した保冷力と耐久性で多くのキャンパーから支持を得た。

 その後、一般向けにソフトクーラーを展開し、現在広く認知されている。2WAY仕様による高い携行性と豊富なカラーバリエーションも魅力で、アウトドアから日常使いまで幅広く対応可能だ。

●断熱材と5層構造による改良で高い保冷力がポイント!

約2cmの厚みは他のソフトクーラーと比較しても群を抜いている

 AO Coolersのソフトクーラーは、断熱材と構造の改良により、従来モデルと比べて保冷力が大幅に向上している。最大の特長は、驚異的な保冷性能を実現する5層構造である。

 外側には耐久性の高い素材を採用し、断熱材の厚さは一般的なソフトクーラーの約2倍となる高密度の独立気泡フォームを使用している。

 さらに、内側は縫い目のないシームレス構造とすることで外気の侵入を防ぎ、汚れても簡単に拭き取れる実用性の高さも備えている。

《AO Coolersの5層構造》
1層:耐久性に優れた外装素材
2層:防湿性を高める軽量ポリエチレンフィルム
3層:厚さ約1.9cmの高密度ポリウレタンフォーム
4層:強度を高めるポリエステル紡糸シート
5層:耐摩耗性に優れたプルーフTPUライナー

■ハードクーラーと比較した高性能に驚き!  AO Coolers12P  実践レビュー!

iglooも保冷性が高く長年使っているハードクーラーである

 外気温5℃という冬キャンプを想定した環境下で、ハードクーラーとAO Coolersの保冷力を比較検証した。午前10時に、1kgの氷と常温の350ml缶2本をクーラー内部に入れて検証を開始。気温は大きく上昇しないものの、日差しが心地よいポカポカ陽気の中、5時間放置して保冷性能の変化を確認した。

●5時間後の検証結果はいかに

ハードは60mlの溶解に対し、AO Coolersは50mlとわずかながら溶解量が少なかった

 5時間経過後にクーラー内部を確認した結果、ハードクーラーは60mlの氷が溶解、AO Coolersは50mlの氷が溶解という結果となった。

 一般的に保冷力が高いとされるハードクーラーと比較しても遜色ない、AO Coolersの高い保冷性能を示した結果となった。むしろ、今回の条件下ではAO Coolersの方がわずかに氷の溶解量が少なく、ソフトクーラーのイメージも払拭された。

●氷の溶解量だけでなく「氷の形状」にも現れた違い

AO Coolersの中に入れた氷の塊は大きく角張った状態が多かった。ハードクーラーの方は全体に丸みを帯びた氷が多かった

 氷の溶解量だけでなく、氷の状態にも明確な違いが見られた。ハードクーラー内部の氷は全体的に丸みを帯びていたのに対し、AO Coolersのソフトクーラー内では、形状を保ったはっきりとした氷の塊が残存していた。

 その後も検証を継続したところ、時間の経過とともに溶解量の差はさらに拡大し、最終的にはAO Coolersが優位という結果となった。

 ソフトクーラーは保冷力が弱いという従来の常識を覆す、驚きの保冷性能が実証されたと言える。冬キャンプや短時間のアウトドアシーンにおいては、十分すぎる性能を発揮するクーラーである。