◼️地元民に親しまれる温浴施設
浴室内はすっきりとした造りで、リンスインシャンプーとボディソープは備え付け。シャワーの湯量もしっかりしており、冷えた身体を洗い流すのにもストレスを感じません。地元の方と思われる利用客の姿も多く、日常の延長として親しまれている温浴施設であることが伝わってきます。
また、お湯は無色透明で肌当たりがとても柔らかく、ほんのりぬるっとした感触があります。入浴後はポカポカとしてお肌がしっとりツルツルになり、高い美肌効果から女性のリピーターも多いそうです。
天然温泉でじっくり身体を温めたら、サウナへ。温泉との“合わせ技”によって、短時間でもしっかりと体の芯まで温まっていく感覚が味わえます。
■千年檜に包まれる、冷泉かけ流しの水風呂
温泉とサウナでしっかり身体を温めたあとは、いよいよお楽しみの水風呂へ。
じつはここの湯船は源泉かけながしの冷泉で、水温は約30℃と一般的な水風呂に比べてやさしく(一般的な水風呂は15~20℃が多い)、湯船やサウナで温まった身体をゆっくりとクールダウンできます。冷たさに身構えず、じんわりと熱を抜きながら、無理なく長く浸かれるのは、冷泉ならではの魅力でしょう。身を沈めると、木肌のやわらかな感触が肌に心地よく、自然と呼吸が深くなっていきます。
「古代檜湯」と書かれた札のある浴槽は、千年もの時を経た檜が使われています。大きさは、大人が2人入れるかどうかほどですが、コンパクトな分、檜に包まれているような感覚がより強く、静かに自分の身体と向き合える時間が流れます。
露天風呂はないので外気浴はできませんが、浴室内の仕切り壁にもたれて椅子に腰掛けたり、ぬるめの寝湯でぼんやりと過ごしたりすることで、十分に休憩が可能です。
冷泉の余韻がゆっくりと身体に広がり、静かに“ととのっていく”感覚を味わえました。
■雪山帰りにも、山歩きの後にも立ち寄りたい“ととのい湯”
日本のサウナでは“キンと冷えた水風呂”が評価されがちですが、スキーで冷えた身体には必ずしも“冷たさ”が正解とは限りません。「サンテインおたり」の約30℃の冷泉は、冬のアクティビティ後にもすんなり受け入れられる心地良さがあります。
しかも、この冷泉は源泉をそのままかけ流しているという希少性もあり、温泉好きにとっても非常に興味深い存在。地元の方に親しまれているローカルな空気感も魅力で、“お邪魔します”という気持ちで入るのも楽しいものです。
サウナ愛好家に限らず、良い湯をじっくり味わいたい人にもおすすめしたい一軒です。ぜひ、次の山帰りの候補に加えてみてはいかがでしょうか。
<温泉DATA>
「サンテインおたり」
長野県北安曇野郡小谷村大字中小谷丙2504-9
0261-82-2228
日帰り入浴料:大人800円(サウナ代込み)、3歳から小学生400円、2歳まで無料
タオルレンタル料: 300円(バスタオル)、ハンドタオルは200円で販売
入浴時間:12:00~20:00 (最終受付 19:30)
*料金や入浴時間は初出時のデータです。変動することがあります。