列島に漂う冬の気配。東京と近畿地方で木枯らし1号が吹いたと発表されました。上空に今シーズン一番の寒気が入り、関東では初冠雪となった山もあったようです。その日、麓から望む北アルプスの峰々は白い雪雲に包まれていました。

 高気圧に覆われ放射冷却で冷え込んだ翌朝、長野県北西部、大町市にある「鷹狩山」から、真新しい雪に覆われた北アルプスの峰々が朝日に輝く様子を眺めてきました。

■新雪を戴いた北アルプスを望む展望台「鷹狩山」へ

夜明け前。雪を纏った北アルプスの山並みは、すでに存在感があります

 鷹狩山は、大町市街地の東側に位置する標高1,164mの山です。山頂一帯は鷹狩山展望公園として整備されており、北アルプス後立山連峰の山々を眺望できます。

 立派な展望台があり、屋上に上ることもできます。ここまでは駐車場からわずかな距離を歩くだけです。展望台の屋上まで上る階段が、唯一ハードな箇所かもしれません。息を切らせている人もいました。

立派な展望台がある鷹狩山山頂
朝日が差し込む展望台内部。階段の上り降りは割とハード