■「オキアミで煙幕をつくるんや」 悪いのは餌ではなく竿の動かし方だった!

 40分ほど粘って、ちょっと飽きてきたのでそのへんをウロウロしていると、ひときわ釣れているベテランがいた。

 言葉通り、竿を入れて3秒でアジを釣っている。

 その人に自分の状況と釣り方を見てもらうと、竿の動かし方と餌の詰め方があまりよろしくないようだった。ベテランいわく、アジが集まっている場所と時間帯を外さないことが前提だが、サビキで豆アジを釣るときは、

1. カゴにふんわりとオキアミを入れる
2. 釣り糸を海の下の方まで とぷん と入れて、オキアミの煙幕をはる
3. そのあと、竿を大きく上下に2、3回ほど動かし、餌を散らす
4. じっと30秒〜1分ほど待つ
5. その間にアジが食いつく、4の間に釣れなかったら竿を上げてもう一度 1から始める

とのこと。

 筆者は、

・カゴにみっちりとオキアミを入れる → 餌が散らない
・竿をあまり動かさない → 餌が散らない

の2点がよくなかった。ベテランのオキアミを借りて、言う通りにすると……

手早く針を外さないと逃げてしまう!

 ……豆アジ釣れた! しかも一度に2匹!

 ただ興奮もつかの間、アジを仕掛けから剥がしている間に、足元が網目になっている桟橋の隙間から1匹逃げてしまった。残念。

■最終的な釣果は?

 ベテランのアドバイスをもらったあとは、他の釣り人よりペースは遅いものの、最終的には豆アジ4匹をゲットできた! うれしい!

 実は他にチャリコ1匹と豆アジ3匹が釣れていたのだが、逃がしてしまった。

 同行人は、自前の竿でサヨリを2匹ゲット。曰く、レンタルの仕掛けより大きい8号サイズを使用したため、アジには仕掛けの針が大きすぎてかからないものの、サヨリにちょうどよかったらしい。

 仕掛けのサイズで釣れる魚が変わるんや。勉強になる。

2人で豆アジ4匹、サヨリ2匹でお腹いっぱいになった。50匹釣っている人たち、どうやって食べきるんだろう

 釣り上げた魚たちは天ぷらにして胃袋にGO!

 気温がだんだんと落ち着いて快適に釣りを楽しめる時期になってきた。初心者でも楽しめる須磨海づり公園、今週末に行ってみては?

 

神戸市立須磨海づり公園
住所/〒654-0076  兵庫県神戸市須磨区一ノ谷5丁目地先
電話/078-200-6547
営業時間/午前7時から午後5時まで  ※4月〜10月は午前6時開園、閉園時間は月により異なります
休園日/毎週火曜日、12月29日から翌年1月3日(ただし休日にあたる日及び7月21日から8月31日までの日をを除く)

ホームページURL:https://sumasakana-park.com

●【MAP】神戸市立須磨海づり公園

※営業日時はホームページよりご確認ください

※この記事の情報は2025年10月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。