あなたはアウトドアギア限定のお得なフリマイベント「ギアループマーケット」に参加したことはありますか。このイベントは遡ること15年前、毎年10月の最終週の土日に代々木公園で開催される「アースガーデン」の一企画としてスタートしました。

 このフリマ、じつは出店できるのは“アウトドア業界関係者のみ”という特殊なルールがあるんです。その実態と今年の開催概要について紹介しましょう。

■関係者の溜まり続けるギアを整理するために生まれたイベント

宝探し感覚で掘り返してみよう

 毎年出店者として集まるのは、アウトドアショップのスタッフやメディア関係者、メーカー勤務の方々です。彼らは、年間に人一倍、かなりの数の最新山道具をテストと称して使いまくっています。なんとも羨ましい話ですが、それが毎年続くと自宅に置き場がなくなるほど、膨大な数のギアやウェアが溜まっていくそうです。

 そこで、この溜まり続けるギアをなんとかしようと、業界関係者が企画したのが「ギアループマーケット」でした。その名の通り、「ギアをループさせる場」として、毎年多くのギアがお値打ち価格で放出されています。

■最新ギアから貴重なビンテージギア、意外な大物も出品されるかも?

毎年、この賑わいよう!

 誰が出店するか、何が並ぶかは、会場に足を運んでみてのお楽しみの部分もありますが、今年も三鷹の人気店「ハイカーズデポ」、下北沢の老舗「ボーズマン」をはじめ、なかなか濃いめの顔ぶれがやってくる予定です。

 例年、新品同様のお値打ち品をはじめ、貴重なビンテージギアから日本未発売の海外ガレージブランドもの、ショップオリジナル商品のサンプルなど、なかなかお目にかかれない品々が並びます。過去にはモバイル湯船やパックラフトなど、ユニークな大物が出品されたこともあるそうです。