山の奥深くまで連れて行ってくれる7つのロープウェイやゴンドラなどの索道を利用して、標高1,000m~2,000mの世界で秋の絶景を記憶と記録に焼き付けよう。

 第5回は「白馬岩岳マウンテンリゾート」を紹介したい。

●ここがポイント! ロープウェイ、ゴンドラ、トロッコ、遊覧船を使うメリット

ポイント1. 一気に標高1000m~2000mの世界へ
乗り物の力を使うことですぐに山の上や奥深くまで上がれるので、体力と時間の節約になる。時間をかけてじっくりと撮影に集中できるため、納得のいくで撮れ高が得られるのは間違いない。

ポイント2. 山岳風景ならではの写真が撮れる
ロープウェイなどで向かう先は標高1000m超えの場所。そこは絶景が広がる非日常の世界。乗り物に乗って
いる時の眺めも特別な時間が堪能できる。

ポイント3. レベルや体力に関係なく楽しめる
乗り物を使うことで体力に関係なく、誰でも比較的簡単に山の上や遠くへ行ける。そのため、年の差がある家族や普段は登山をしない人などレベルや体力に差がある人でも気軽に同じ景色を楽しめる。

ポンント4. 多くの機材を持っていける
こだわりの撮影をしようと意気込むほど荷物は重くなるもの。この悩みは索道を使うことで一挙解決。重い荷物を背負ったまま、ロープウェイなどに乗って移動できるので、楽々と標高を上げられる。

 

■大自然に飛び込むようなテラスから迫力の北アルプスを一望

●錦秋の白馬を舞台に様々な体験を

 2024年12月に新たに登場したゴンドラリフトで、360度パノラマビューの空中散歩を楽しみ、1,289mの山頂エリアへ。まずは大人気の「白馬マウンテンハーバー」のテラスに直行し、目の前に迫る白馬三山の絶景を心行くまで満喫したい。10月中旬以降は、山頂部が冠雪し、中腹の紅葉と麓の緑との“三段紅葉”も期待できる。

 山頂部にはこのほか、樹齢200年の巨木が茂る「ねずこの森」も広がっている。常緑針葉樹のネズコをはじめ、ブナやミズナラ、モミジなどで覆われた森は、木々のパワーが感じられる静謐な空間だ。この中を1時間半ほどで1周する平坦な散策路があり、秋には紅葉のトンネルの中を歩くような贅沢な体験ができる。また山頂の広場から5線サウスリフトで少し下ったところにある「白馬ヒトトキノモリ」も、山々と麓の白馬村が一望できる、絶好の撮影ポイントだ。

 これらのエリアには、乗馬やマウンテンバイク、「白馬ジャイアントスウィング」、「ヤッホー!スウィング」などのアクティビティをはじめ、カフェやレストラン施設も充実している。まる1日、大自然の中でアウトドア体験を楽しみながら過ごせる、ダイナミックなマウンテンリゾートだ。

 

●MAP

●SPOT_01 白馬三山が迫る絶景テラス

「白馬マウンテンハーバー」の絶景テラス

 山頂部にあるカフェ「白馬マウンテンハーバー」には、北アルプスの雄大な風景の中に飛び込むような、迫力あるテラスが広がる。目の前に白馬三山が迫り、2019年に氷河認定された唐松沢雪渓も間近に見ることができる。晩秋の三段紅葉撮影にも最適な場所だ。

●SPOT_02 新ゴンドラで360度の眺望を

10人乗りの新ゴンドラからは紅葉に染まる木々が楽しめる

 山頂までゴンドラリフト1本でアクセス。10人乗りの新ゴンドラは大きい窓から紅葉に染まる木々と北アルプスを見ることができ、静粛性にも優れているため、快適な空中散歩が楽しめる。

●SPOT_03 「ねずこの森」の息を飲む美しさ

「ねずこの森」での秋の紅葉風景は、息を飲む美しさ

 ネズコの大木や、ブナやミズナラ、モミジなどの古木が生い茂る「ねずこの森」。平坦な散策路が伸びているので、森林浴を満喫しながら歩いてみよう。とりわけ秋の紅葉風景は、息を飲む美しさだ。ウォーキングガイドツアーも行われており、森の詳しい説明を聞きながらの散策も可能だ。

●SPOT_04 自然に浸る「白馬ヒトトキノモリ」

白馬ジャイアントスウィングで絶景に飛び込もう

 標高1,100mの位置に広がる「白馬ヒトトキノモリ」は、人と樹がおりなす穏やかな“ひととき”を創る空間。目の前には北アルプスの山々、そして眼下には白馬村の田園風景と、素晴らしい景観が広がる。ティーラテとスコーンの専門店や白馬ジャイアントスウィングなど注目スポットも揃っている。

●CHECK POINT ! アクティビティも充実!

リゾート内にはアクティビティが充実

 リゾート内には、ふたつの巨大ブランコをはじめ、乗馬やMTB、マウンテンカート、ディスクゴルフなど、アクティビティが充実。北アルプスの景観の中、思い切り遊ぶことができる。

 

●attention! 良いこともあるけど、これは気をつけよう!

1_ 乗った先の天候と気温差
標高が1,000m上がると、気温は約6℃下がる。さらに山上は風を遮る場所がなく、吹きさらしになることが多いため、さらに体感気温は下がる。山の奥深くへ水平に移動したとしても、同様に出発地との天気は違っている。乗り物を利用する際は、山を歩くことと同じように、防寒着やウィンドシェルなど、羽織れるものを一枚追加して持っていこう。

2_最終運行時刻をチェック
当然ながら、乗り物には最終運行時刻があるので注意しよう。散策を楽しみすぎて、うっかり時間を忘れたり、遠くまで行って戻るのに時間がかかってしまい、帰りの便に乗れなかった、ということがないよう時間に気を配りながら紅葉フォトトレッキングを楽しもう。

 

●施設概要:岩岳ゴンドラリフト

・距離/2,205m 高低差/537m 所要時間/片道約7分 1基の定員/10人
・営業期間/営業中~11/16(日)無休
 ※11/10~11/16は一部施設・アクティビティは休業
・運行時間/8:30~17:00(時期により異なる)
・料金/リゾート入場チケット(ゴンドラリフト往復乗車・5線サウスリフト乗車含む)
 大人(中学生以上):2900円・小人(小学生):1600円
・アクセス/車:上信越道・長野ICより約50km、長野道・安曇野ICより約54km
      電車:北陸新幹線・長野駅より路線バスで約70分、大糸線・白馬駅よりタクシーで約10分
・駐車場/1000台・無料
・住所:長野県北安曇野郡白馬村大字北城12056
・電話:0261-72-2474

白馬岩岳マウンテンリゾート 公式HP

 

【「soto 2025」より再編集】

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