■ユウバリソウは林道ゲートが開放される頃が花のピーク!

ユウバリソウは夕張岳の固有種だが、その花を咲かせる時期が短い。6月が花の時期なのだが、通常林道ゲートが開放される頃が花のピーク。例年7月には花は終わってしまうので、このユウバリソウの花を見るためにはゲート開放後直ぐに行く必要があり、林道ゲート開放の日時も重要だ。確実にユウバリソウを見るためには計画をうまく合わせる必要があるのだ。
今年は6月に入り気温の高い日が続いていたので、すでに花が終わっていないか心配もあったが、ちょうど見頃のタイミングだったのは幸運だ。なお、登山道上でユウバリソウが見られるのは頂上部手前の「吹き通し」と呼ばれる風衝地のみ。そこまでの道のりは長いが、足を運ぶ価値は十分ある。今年みるなら遅くとも6月中に訪れたい。もしくは来年以降にしっかりと計画を立てることをおすすめする。
7月以降も他の固有種を含め、様々な花を楽しむことができる。特に上部の湿原地帯の花々は7月以降が花のタイミングなので、お花好きには何度も足を運びたくなる山だろう。