新生活や新しい環境に早く慣れるために、つい自分自身に見えないストレスをかけ続けてしまう人が多い春。そんな時はストレス解消のひとつとして、自然と触れ合いリフレッシュしてはいかがだろうか。
今回は、新宿から特急を使わずに2時間以内で登山口に到着する山「御岳山(みたけさん)」と「大岳山(おおだけさん)」を紹介する。いずれも東京都にありアクセス良好なので、休日の気分転換におすすめだ。都心から行った際の様子をレポートするので、ぜひ参考にしてほしい。
■まずは大岳山を目指す

午前6時ごろ、JR新宿駅から中央線快速を利用し立川駅まで向かう。立川駅から青梅線を利用し御岳駅へ。そこから西東京バスを利用し、ケーブル下バス停で下車。バス停から徒歩約3分で御岳登山鉄道の滝本駅に到着する。JR新宿駅から今回のハイキングのスタートである滝本駅までにかかる時間は2時間ほどである。
武蔵御嶽神社へと向かう参道から登山開始。つづら折りを30分ほど登ると、宿坊が並ぶエリアを抜けて武蔵御嶽神社に到着だ。武蔵御嶽神社へ行く道で、神社へ向かう道と大岳山への分岐点があるが、今回は午前中の早い時間に登山道を歩きたかったので、参拝より先に大岳山頂上を目指した。
大岳山へのルート途中には茶屋があるが、そこまでは基本的に舗装路が続く。登山経験が少なくても安心して登れるだろう。
■11時ごろ、大岳山山頂に到着

最初は緩やかな登山道で、道のそばには杉の木が多く生育している。杉並木を抜けると、さまざまな植生が確認できる。ここから木の根や石の上を歩くことが発生し始め、場所によっては幅50cm程度しかない登山道もある。足元に気をつけながら登って行くと、10時半ごろに大岳山鳥居に着いた。筆者が登っていたときには霧も発生していたことから、あたりは神秘的な雰囲気に包まれていた。
大岳山鳥居から、さらに進むと今度は岩場が増えてくる。場所によっては、鎖を使用する箇所もある。一歩ごとに手足を慎重に進めて登るようにしよう。そこを抜けて山頂には11時ごろに到着。大岳山鳥居から約40分であった。頂上で昼食後に、武蔵御嶽神社へと向かった。