どうもこんにちは。 誰が呼んだか「絶景キャンプフォトグラファー」こと猪俣慎吾です。
いつもは絶景のキャンプ場を紹介している当連載ですが、今回は少し趣向を変えて、少々珍しい体験ができるキャンプ場を ご紹介します。なんと、お寺の敷地内でキャンプができる場所があるんです!
それではいきますよ!
■お寺がキャンプ場!? 座禅や写経体験もできる!

熊野古道や那智大社などがあり、世界中の観光客が訪れる和歌山県の那智勝浦。そんな日本の歴史を感じさせてくれる地でお寺でキャンプができるらしい。そんな噂を聞きつけて、都内から遥々行ってみました。
そのお寺とは、開創1200年という歴史を持つ「大泰寺(だいたいじ)」です。お寺には宿坊のサービスがあったりすることはありますが、ここは「TEMPLE CAMP 大秦寺」の名でキャンプ場としての顔も持っていて、なんとキャンプサイトとRVパークもあるというアウトドア好きにはたまらない施設なのです。

座禅・写経・朝粥・鐘撞きなど、お寺ならではのアクティビティも充実しています。さらに、テントサウナなどのアウトドア体験もできるという充実度。
今回は写経と鐘撞きを体験させていただくことにしました。ちなみに、鐘撞きは無料のアクティビティです。
■鐘撞きと坐禅を体験

お寺の少し下に広がる広場が、キャンプサイトとRVパークです。キャンプサイトは車を横付けすることができます。
テントを張り終えると、お寺のお坊さんがそろそろ鐘撞きをするとのこと。息子と2人で行ってみました。お坊さん曰く、鐘の音は昔は時計の代わりになっていたそうで、時を刻む鐘の音が町中に響くようにと、小高い山の上に鐘があるのだと教えてくれました。作法も丁寧に教えてくれて、自分や息子も撞かせていただきました。

予約していた座禅体験は、早朝とのこと。初日は夕食とお風呂を済ませて早めに就寝します。
翌朝、時間通りに指定された施設に向かうと、すでに2人のお坊さんがいらっしゃいました。座禅の仕方を教わり、息子と2人で瞑想しながら坐禅を組みます。瞑想は普段することがないので、自分自身を見つめ直す良い機会にもなりました。希望者は警策で叩いてくれるそうです。自分は希望させていただきましたが、そこまで痛くはなかったですね。手加減してくださったのかな(笑)。