2月上旬に、非常に強い寒気が日本に南下し、近畿地方でも日本海側では大雪となった。2月8日には兵庫県の兎和野(うわの)高原で、104cmの積雪が記録された(気象庁、アメダスより)。この大雪で関西のスキー場も全面滑走可となったところが多い。
ただ、気象庁の季節予報によると、向こう3か月の気温は西日本では平年並みか高い見込み。上質な雪を求めて遠征する上級者でなくとも、せっかく訪れたゲレンデチャンスをまだまだ満喫したいもの。今回は大阪市内から片道2時間程度で気軽に行ける、初心者コースが多いスキー場を3か所紹介する。
■大阪駅から片道2時間5分:アップかんなべスキー場(兵庫県豊岡市)

ひとつめは兵庫県豊岡市にあるアップかんなべスキー場。スキーデビューならぜひ訪れてほしいのがここだ。ゲレンデの80%が初中級斜面という、まさにビギナー向けのスキー場。うえ野平ゲレンデの斜度は7度で、じっくりとスキーやスノーボードを練習できる。少し慣れてきたら中央コースへ。ゲレンデ幅がかなり広く、人の空いているところを探してゆっくりと滑るのによいだろう。

ゲレンデだけでなく、抜群のアクセスも推しポイント。北近畿豊岡自動車道の日高神鍋ICを降りて約15分で駐車場に到着する。また、ICを降りたあともほぼ国道を走るため、狭い雪道をドキドキしながら進む心配も御無用。道中にガソリンスタンドやコンビニもあるので安心だ。
アップかんなべスキー場
住所 〒669-5372 兵庫県豊岡市日高町栗栖野59-78
電話 0796-45-1545
公式HP:https://www.kannabe.co.jp/
■大阪駅から片道2時間10分:ちくさ高原スキー場(兵庫県宍粟市)

続いて、兵庫県宍粟(しそう)市にあるちくさ高原スキー場。5コースを持つこのスキー場は、以前はスキーしか滑走出来なかったが、数年前にスノーボードも解禁! 初心者向けロングコースのメルヘンコースは、約1,200mの滑りごたえがあるコースだ。
コース幅は広くはないものの、傾斜がゆるいためフォームを確認しながらじっくり練習できそうだ。2023年にフルリニューアルしたキッズパークは、子どものゲレンデデビューにも最適。雪遊びグッズの無料貸し出しもある。
マスコットキャラクターのちぐみんがゲレンデ状況を呟いてくれるブログもあるので、ゲレンデの近況を把握してから出発できるのも安心だ。アクセスは、中国自動車道の山崎ICを降りてからゲレンデまでは約1時間ほど。降りてすぐのところにイオンがあるので、おやつや飲み物などはここで買っていくのがよさそうだ。
ちくさ高原スキー場
住所 〒671-3233 兵庫県宍粟市千種(ちくさ)町西河内1047-218
電話 0790-76-3555
公式HP:https://www.chikusakogen.com/
ちぐみんのブログ:https://ameblo.jp/chikusakogen/
■大阪駅から片道2時間9分:びわこ箱館山スキー場(滋賀県高島市)

最後は、滋賀県高島市のびわこ箱館山(はこだてやま)スキー場。このスキー場の推しポイントはアクセスのよさとゲレンデの映えグルメ。車でも、名神高速道路の京都東ICを降りて車で70分ほどで着くのだが、電車でもかなりアクセスしやすくおすすめだ。最寄り駅の近江今津駅からバスで約20分で着くうえに、大阪駅から近江今津駅まではJRで1時間半ほど。電車で行けば帰りに一杯飲める楽しみも。
ゲレンデ映えグルメは、山頂にあるパフェ専門店LAMPのことだ。フルーツやチョコレートを贅沢に使用したオリジナルパフェがレトロなランプ型容器に入っているという、少し変わったグルメを楽しむことができる。
肝心のゲレンデは、ゴンドラを降りてすぐのメインゲレンデが緩斜面が続く初心者向け。広さも十分あるので、練習にはちょうどいい。公式HPのインフォメーションによると、今シーズンは最高積雪を更新中とのこと。真っ白な雪の中、滑りも遊びも満喫したい。
びわこ箱館山スキー場
住所 〒520-1655 滋賀県高島市今津町日置前
カーナビ 滋賀県高島市今津町日置前4201-5
電話 0740-22-2486
公式HP:https://www.hakodateyama.com/winter/
パフェ専門店LAMP HP:https://www.hakodateyama.com/lamp/
■お出かけ前に
初心者におすすめの大阪からアクセスが良好なスキー場を紹介した。交通状況は天気などによって変化するため、お出かけ前には必ず交通状況と気象状況、ゲレンデの状況を確認して行こう。
晴れたゲレンデは非常に日焼けするので、日焼け止めもバッチリにして、楽しい一日を!