雪が多い地域に住む方や、スキー場へ行く方は冬用ブーツが必須アイテム。さまざまなブーツが各社から発売されているが、ワークマンで人気となっている防寒ブーツが「防寒ブーツ ケベック」(以下、ケベック)である。ラインナップは「ケベック」、「ケベックショート」、「氷雪耐滑ケベックネオ」の3種類で、高い保温性と防水性がある機能性ブーツだ。
その中で今回試してみたのは「ケベック」。なんと税込2,500円で発売されている。この価格では、実際の機能性に少し不安を抱く方もいるのではないだろうか。今回はその疑問を解決すべく、実際にスキー場で使用しレビューしていく。
■税込2,500円のブーツ 機能性はいかに?

●接地面から4cmの防水と撥水加工つき!
「ケベック」は接地面から4cmの防水・撥水設計となっている。別のシリーズの「ケベックネオ」では、靴全体が防水設計。そのため、最初は防水4cmのみであることに不安を感じた。
実際にスキー場で使用してみたところ、しっかりと雪や水をはじいた。また、4cmより上の部分に雪をのせて様子を見たが、生地が濡れてくるようなことはなかった。

一般的な使用の場合、春先になり雪が溶けかけた道であっても、深さ4cm以上の場所はそこまで多くはないだろう。そのため防水4cmでも問題はないように感じた。
防水や撥水機能は生地にダメージを負ったり、着用していくたびに低下してしまう。そのため、ハードに使用したあとはきちんと手入れをしよう。
●コードがついているため、上から雪が入ってこない

ブーツのトップエンド(一番上の部分)にはコードがついており、履き口のサイズ調節が可能だ。これにより靴の中へ雪や雨の侵入を防ぐことができる。実際にスキー場で深さのある雪に入ってみたが、このコードを締めているおかげで靴の中に雪が入ってくることはなかった。
以前のモデルではすね辺りの前側にコードがついていたが、すっきり見せるためにコードの取り付け位置をふくらはぎ側へ移動したようだ。そのため、少し締めづらさはあるものの、大きな手間には感じなかった。
●中綿が入っていて、足が冷たくならない!
スキー場で実際に1時間ほど使っていたが、雪の冷たさが足に伝わってくることはなかった。中綿がしっかりと入っており、高い保温性があるのだ。また、冷え性の筆者はいつもスノーボードのあと足の指がかじかんでしまう。今まで履いていたブーツではなかなか指先が温まらなかったが、このブーツを履くとすぐに暖かさを感じることができるようになった。