長野県の白馬村といえば、上質な雪に恵まれ、スキー場が多いことで世界的にも有名だ。壮大な北アルプスの絶景も味わえることで知られ、県内外のみならず国外からも多くの人々が訪れている。

■今シーズンより新ゴンドラリフトの運行が開始された「白馬岩岳スノーフィールド」

新ゴンドラは360度のパノラマビュー 驚くほど静かで快適(画像提供:白馬岩岳スノーフィールド)

 白馬には10のスキー場があるが今回はその中の1つ、1952年に開業された老舗のスキー場「白馬岩岳スノーフィールド」を紹介する。2024年12月20日から新ゴンドラリフトが運行開始となった。実に38年ぶりのリニューアルだ。輸送力は30%アップ、乗車時間は20%短縮された。支柱は22本から11本になり、支柱間の距離は国内最長、振動もほとんどなく快適に乗車することができる。また、新ゴンドラは全方位360度のパノラマビューとなっており、まさに空中散歩をしているような感覚を楽しむことができるのだ。

■白馬エリアの独立峰! どのコースからも絶景を楽しみながら滑走ができる

北アルプスの絶景を眺めながら滑走できる(画像提供:白馬岩岳スノーフィールド)

 白馬岩岳は、白馬エリア内にある独立峰だ。そのため、山頂エリアからは360度の絶景を望むことができる。山頂まではゴンドラリフトで一気に上がることができ、山頂エリアからは、なんと全方位にコースが広がっている。どのコースを選んでも絶景を眺めながら滑り下りることができるのだ。 

「白馬岩岳スノーフィールド」のコース一覧 山頂から全方位にコースがある(画像提供:白馬岩岳スノーフィールド)

 インバウンドブームにより、ゴンドラリフトが混雑しているときがあるが、山頂に行くといろいろな方向へとコースが分かれているため、人が分散され比較的すいていて滑りやすい。

 山頂から下山してくる「サニーバレー」というコースは、地形を活かしたコースが多く、筆者は楽しいと感じた。初級コースとなっているため、初心者でも絶景を楽しみながら滑ることができるだろう。ただ、ゴンドラリフトが混雑しているときは、麓まで下るのではなく、上部のゲレンデでリフトを利用しながら楽しむのがおすすめだ。

晴れた日には雪化粧をした山々がとても美しく見える