冬キャンプには防寒対策が欠かせない。特に、冬の寒さに耐えられるシュラフは必需品だが、性能がよいもの、特にダウンを使ったシュラフは高価になりがちだ。
そこで紹介したいのが、DAISO(以下、ダイソー)のアイテムを使って自前のシュラフの暖かさを格上げする方法。ちなみに筆者が使用しているシュラフは、春・夏・秋の3シーズン用で、快適(使用)温度は5℃以上。初めての冬キャンプに不安がある人も、手軽に試せるこの方法をぜひ参考にしてほしい。
■「湯たんぽ」でシュラフの内部を暖める
まず紹介したいのは「湯たんぽ」。610mlの容量で価格は550円(税込)。100円ショップのなかでは高めだが、1,000円前後からの湯たんぽの相場からすると約半額。しかも、湯たんぽやアウトドア製品でも知られる尾上製作所が製造しており、一定の安全基準をクリアしたSGマークつきだ。
就寝の1時間半前ぐらいからシュラフに入れておくと、全体が暖まって効果的。それでも足先などに寒さを感じる場合には、中に入ってからも短い時間だが置いている。コンパクトなので窮屈さを感じにくい点も使いやすい。
なお、低温やけどを防ぐためにも就寝前には必ず湯たんぽを取り出すのが鉄則だ。また、使用の際は湯たんぽカバーなどを使用し、長時間触れないように注意したい。
湯たんぽ
価格/550円(税込)
容量/610ml
原料樹脂/ポリエチレン
※季節商品のため店舗在庫のみ
■「貼るカイロ」で地面からの冷気をカット
貼るタイプの使い捨てカイロは、シュラフを暖めるのにも活用できる。マットの上面に実際に貼って試したところ、地面からの冷えを防ぎ、就寝中のシュラフの保温効果を高めてくれたように感じられた。貼る位置はマットの首や背中、足元あたりがよさそうだ。
「貼るカイロ」は40℃以上が8時間続くため、寝る前にマットに貼っておけば明け方頃まである程度は暖かさを期待できる。また、6個入り110円(税込)なので、コストパフォーマンスもよい。
冬キャンプでは、使い捨てカイロを衣服に貼ったり、取り替えたりなどで大量に利用するため、「多いかな?」と思うくらい持参しておくと安心だ。
貼るカイロ
価格/110円(税込)
サイズ/10.5cm×8.2cm
内容量/6個入り
※季節商品のため店舗在庫のみ