●モバイルバッテリー
あると便利なのがモバイルバッテリー。電源付きのサイトでも、コンセントの差し込み口はスマートフォンの充電や、電化製品を使用するため、すぐに埋まってしまう。モバイルバッテリーを持っていれば、コンセントが埋まっていても充電ができ、電源がない場所でも電化製品が使用できるので便利。
スマートフォンやライトの充電などであれば、ポータブル電源のような大きいものでなくても、コンパクトなモバイルバッテリーで十分だ。もちろん、専用のケーブルも忘れずに持っていこう。
●ブランケット
寝袋を用意してくれている場合が多いが、気温によっては寝袋だけでは寒く感じることもある。ブランケットを用意しておくと、就寝時に寝袋の中に入れたり、焚き火をしているときに膝掛けや肩掛けにでき重宝する。
わざわざキャンプ用を購入しなくても、家で使っているものでよいが、外で使うため汚れることは覚悟しておこう。また焚き火など火気の近くで使用する場合は、火の粉には十分注意しよう。
●紙皿や紙コップ、割り箸など
キャンプ場によっては、調理器具や皿、カップなどが手ぶらキャンプアイテムとして準備されている場合もあるが、使い捨ての皿や箸を持っていくとさらに便利。取り皿として使えるだけでなく、焼いた食材を一時的に置いておく場所としても役立つ。
また、使い捨てにすれば毎回洗う手間が省けるため、キャンプの片付けがぐっと楽になる。
●雨具
実は必ず持っていってほしいのが、傘やカッパ、レインウェアなどの雨具だ。たとえ天気予報で晴れになっていても、天気が急に変わって雨が降ることもある。屋外で過ごす時間が長いキャンプでは、雨になるとテントやタープの中で過ごすことが多くなりがちだが、雨具があれば多少雨が降っていても周辺を散策でき、トイレや洗い場に行くときにも役立つ。
●遊び道具
キャンプの用意ばかりに気を取られ、いざキャンプが始まると子どもが遊べるものが何もなかったという失敗もよくある。体を動かして遊べるものやボードゲーム、花火やシャボン玉など用意しておくと、子どもも喜ぶだろう。
バードウォッチングや天体観測に、双眼鏡や望遠鏡を用意しておくと、子どものみならず大人も夢中になれる。筆者もキャンプ場には必ず持っていくアイテムだ。キャンプ場によっては禁止されている遊びもあるので、事前に確認しておこう。
■予約時に「初めて」を伝える
持ち物を準備し、いざ出かけたくなるところだが、キャンプ初心者や慣れていない人は予約時にそのことをキャンプ場に伝えておこう。スタッフがテント設営を手伝ってくれたり、キャンプのノウハウを教えてくれたりする場合があるので、安心して楽しめるはずだ。ただし、すべてのキャンプ場でそのようなサービスが提供されているわけではないので、事前確認は忘れずに。
特にキャンプ経験者がいない場合、テントの設営や焚き火などがネットの情報や説明書を見ながら手探りで進めることになり、手間取ることも。「準備に時間を取られ、結局何も楽しめなかった」といった失敗を避けるためにも、予約時に設営サポートの有無や、持ち物に不足がないかを確認しておくとよいだろう。もしネット予約を利用する場合でも、少し手間ではあるが、一度電話で詳細を聞いておくほうがより確実だ。
■事前準備をしっかりして、手ぶらキャンプを満喫しよう
手ぶらキャンプには、キャンプ道具を揃えるのが大変と思っている人でも、気軽にキャンプ体験ができるメリットがある。ただし、キャンプに必要なもの一式が用意されているからと油断していると、思っていたように楽しめない可能性もある。今回の記事を参考に、事前準備や確認をして、手ぶらキャンプを満喫しよう。