●日本三名瀑の一つ、「那智の滝」
三重塔を過ぎるとほぼ下り道になり、那智の滝までは徒歩15分ほど。
那智の滝は、滝自体が「飛瀧(ひろう)神社」の御神体となっている。滝を間近に見られる「御瀧拝所舞台(おたきはいしょぶたい)」まで行くには、飛瀧神社の社務所横で料金を奉納して受付をする。
那智の滝は、直瀑としては日本一の落差133m、日本三名瀑(めいばく)の一つにも数えられる。近くで見ると非常に迫力がある。降り注ぐ轟音や水しぶきに、身が清められる思いだ。
滝壺には不老不死の薬が沈められているとされ、この水を飲むと長生きするという言い伝えがある。
那智の滝を後にして歩いて行くと、再び大門坂に入る。来た道を逆方向に歩き続けて大門坂駐車場に戻ってきた。正午を過ぎていたが、道路には駐車場待ちの車が列を成していた。
ハイキングの所要時間は徒歩で3時間ほど。熊野の神聖な空気に触れて、心が洗われたような気がした。
那智の滝
住所 〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
電話 0735-55-0321(7:30~16:30)
料金 参拝無料(御瀧拝所舞台:大人300円、小中学生200円、未就学児は無料)
URL https://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/waterfall
【大門坂からのハイキング】所要時間
大門坂駐車場 (0:00)→大門坂石碑(0:05)→那智山バス停付近(0:35)→ 熊野那智大社 (0:45)→ 那智山青岸渡寺(1:05)→ 三重塔(1:25)→ 那智の滝(1:40)→ 那智山バス停付近 (2:15)→ 大門坂石碑(2:45)→ 大門坂駐車場(2:50)
歩行距離:約4.5km
合計所要時間:2時間50分
■世界遺産登録20周年記念イベントが盛りだくさん
現在、那智山青岸渡寺や、熊野那智大社をはじめとした複数の神社で、世界遺産登録20周年記念限定の御朱印・お守り・アイテムなどが登場している。
那智山青岸渡寺では、非公開の「瀧寶殿(りゅうほうでん)」を11月1日から11月30日まで特別公開しているほか、熊野那智大社で、非公開の宝物(ほうもつ)を展示した特別展を 12月31日まで「宝物殿」で開催中だ。
また、ウォークイベント「世界遺産 熊野那智詣2024」が事前予約制で11月30日・12月7日に開催されるなど、イベントが目白押しである。
期間限定で年内に終了してしまうものも多いため、見逃さないようにしよう。
限定御朱印 URL https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/20th-koyasan-kumano/goshuin
特別拝観 URL https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/20th-koyasan-kumano/haikan
世界遺産 熊野那智詣2024 URL https://nachikan.jp/news/8189
■世界遺産登録20周年の熊野に足を運ぼう
本記事では世界文化遺産に登録されている熊野の、見どころや世界遺産登録20周年記念イベントについて紹介した。年内限りのイベントは今がラストチャンス。ぜひこの機会に魅力満載の熊野に足を運んでほしい。
※この記事の情報は2024年10月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。