秋といえば、紅葉シーズン。赤や黄に染まった木々を楽しみに、紅葉狩りを予定している人もいるのではないだろうか。しかし、準備を怠ると必要以上に疲れてしまったり、思いがけないトラブルに見舞われたりとせっかくの紅葉狩りを満喫できないことも。そこで、今回は紅葉狩りを十分に楽しむために必要なものを紹介する。

■紅葉狩りに必要な「7つのアイテム」

 紅葉狩りは自然の中を歩くため、普段のお出かけとは少し違った準備が必要だ。今の時期しか味わえない自然を満喫するために、服や靴など身につけるものから、持っておくと便利なものまで、事前にしっかり準備しておこう。

●1. 脱ぎ着しやすい上着

 紅葉狩りのシーズンは過ごしやすく、薄着でも快適。しかし1日の寒暖差が激しく、朝晩は冷え込むことが多い。また、標高の高い場所は平地よりも気温が下がる。いつもの装いで行くと肌寒く感じたり、汗をかいた後に体が冷えてしまったりする可能性がある。

 気温の変化や体温調節に対応できるように、脱ぎ着しやすい上着や服を用意しておくと安心。気温に応じて、厚手のジャケットなどを持って行ってもよいだろう。

●2. 歩きやすい靴

いつも履いているスニーカーなら、散策もしやすい

 山道は足場が悪いことも多く、歩きやすい靴はマストアイテム。ヒールのあるブーツやサンダルなどは、傾斜のある山道や石畳の階段などで滑りやすく、落ち葉にも足を取られやすい。履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズなど、歩きやすい靴を選ぶことで安全に歩ける。

●3. 紫外線対策グッズ

 秋は夏と比べて日差しが強くないため、紫外線対策を怠りがち。確かに、秋は紫外線の量が少なくなるが、太陽の位置が低くなるので斜めからの日差しが顔や体にダイレクトにあたる。油断していると、肌へのダメージが大きくなるため、帽子や日焼け止めを用意し、対策しよう。UVカット機能のついた上着や帽子などを選ぶのもおすすめだ。

●4. 害虫対策グッズ

 涼しく過ごしやすい秋は、蚊やブヨなどの害虫にとっても活動しやすい季節。また毛虫や蜂など、刺されると痛みが伴う厄介な害虫も11月頃まで活動するので、気を緩めると危険だ。虫除け剤は必ず準備し、もし刺されたときにも対応できるよう虫刺されの薬や毒液を抜くためのポインズンリムーバーなど、救急グッズも用意しておこう。

 また着ていく服装に気をつけることで、害虫に刺されるリスクを減らせる。例えば、長袖長ズボンで肌の露出を極力控え、ゆったりとした服装を選ぶことで害虫が服についたとしても刺されにくい。害虫が寄ってきやすい暗い色の服も避けたほうがより安心だ。

●5. 雨具

山道で散策したり撮影したりするなら、傘よりもレインウェアやカッパがおすすめ

 天候が変わり、急に雨に見舞われることもある。レインウェアやカッパを用意しておくと、サッと羽織れて雨風をしのげる。また軽量でコンパクトな折り畳み傘があると、日差しが強いときにも使えるので、1つ持っておくと便利。重量200gほどの軽量な折り畳み傘もあるので、持ち運びの負担が心配な人は軽いものを探してみよう。

●6. 軽食や飲み物

 紅葉狩りは辺りを散策したり、自然を楽しむのが醍醐味。長時間歩くことを想定し、軽食や飲み物を用意しておこう。軽食は手軽に食べられるサイズのものや、お菓子などがよいだろう。

●7. レジャーシート(マット)

携帯マットがあれば地面のコンディションに左右されない

 紅葉狩りのスポットに、必ずしも椅子が用意されているとは限らない。しかし、椅子を持ち歩くのは負担が大きいので、コンパクトで荷物になりにくいレジャーシートが便利。さっと敷くだけでその場に座って休憩でき、ゆっくり紅葉を楽しめる。クッション性のある携帯マットなら、地面の状態が悪くてもお尻が痛くならないのでおすすめ。