■思っているよりも日照時間が短くなってくる
8月は18時30分でもまだ明るいが、9月下旬には17時を過ぎると薄暗くなり、18時を過ぎると樹林帯などでは暗くなってくる。
夏の感覚で行動していると、登山口まで下山する前に暗くなってしまう危険があるので、時間には余裕を持ちたい。
テント場に必要のない荷物を置き、山頂へと向かった筆者は、山頂からの下山で薄暗くなってきてしまい、テント場に到着する頃には薄暗くなってきており、ギリギリの下山になってしまったことがある。ヘッドライトは持参していたが、暗い登山道は危険が多いので気をつけたい。
■水場が枯れてた
登山地図に記されている水場を示すマークは、基本的にはそこで給水ができる。しかし、夏まであった水が秋になると枯れてしまうこともある。雪解けの季節から梅雨時期にかけては川となり、水を補給することができた場所も、雪不足で雪解けが早く進んでしまったり、雨が少ない年などは水場が枯れてしまうこともあるので注意しておきたい。
頼りにしていた水場が枯れてしまっていたなんてことになると、飲料水がなくなってしまい危険な状況になってしまう。水場の状況をきちんと調べてから出かけたい。
■しっかりと対策をして、楽しい秋山登山を!
秋の登山は一年の中でも最も快適な気候だと筆者は感じている。だが注意するべきことも多いので、しっかりと準備をしたうえで秋の山を楽しみに出かけてほしい。