■タープ選びのポイントは「軽さ」か「遮蔽性」
形状のバリエーションがこれだけあると、どれかひとつを選ぶのは難しいと感じるかもしれません。もしタープ選びに迷ったら、軽さと遮蔽性のどちらを優先したいのかを整理してみましょう。
軽さと遮蔽性は相関関係にあります。タープの場合は特殊な生地で軽量化をしないかぎりは、「軽い=面積が小さい」ことになります。つまり、軽量なタープは全般的に遮蔽性が低くなります。逆に遮蔽性の高さを求めていくと、必然的に生地面積が大きくなるので重たくなります。
冬を除く3シーズンの使用が前提であれば、ハンモックのタープとして最も遮蔽性と軽さのバランスに優れた形状は、「六角形のヘックスタープ」といえるでしょう。このヘックスタープを基準に、さらなる軽さを求めるのか、あるいは汎用性や遮蔽性を求めるのかで、自身の使い方に合ったタープの具体的なイメージがわいてくるのではないでしょうか。
以下、ハンモックハイキングで使えるタープの、タイプ別の特徴と重量の目安を記しておきます。重量はあくまで目安ではありますが、タープ選びの際の参考にしてみてください。
<超軽量タープ>
重量→200g未満
形状→長方形や菱形など
特徴→軽さ◎、遮蔽性△
<軽量タープ>
重量→400g未満
形状→長方形や六角形など
特徴→軽さ◯、遮蔽性◯
<標準タープ>
重量→400g以上600g未満
形状→長方形や六角形など
特徴→軽さ△、遮蔽性◎
*面積の小さい(生地が重たい)ものを除く