タープ選びのポイントは「軽さ」か「遮蔽性」

タープのサイズが小さいと風を遮断できず、冬はかなり寒い

 形状のバリエーションがこれだけあると、どれかひとつを選ぶのは難しいと感じるかもしれません。もしタープ選びに迷ったら、軽さと遮蔽性のどちらを優先したいのかを整理してみましょう。

 軽さと遮蔽性は相関関係にあります。タープの場合は特殊な生地で軽量化をしないかぎりは、「軽い=面積が小さい」ことになります。つまり、軽量なタープは全般的に遮蔽性が低くなります。逆に遮蔽性の高さを求めていくと、必然的に生地面積が大きくなるので重たくなります。

 冬を除く3シーズンの使用が前提であれば、ハンモックのタープとして最も遮蔽性と軽さのバランスに優れた形状は、「六角形のヘックスタープ」といえるでしょう。このヘックスタープを基準に、さらなる軽さを求めるのか、あるいは汎用性や遮蔽性を求めるのかで、自身の使い方に合ったタープの具体的なイメージがわいてくるのではないでしょうか。

 以下、ハンモックハイキングで使えるタープの、タイプ別の特徴と重量の目安を記しておきます。重量はあくまで目安ではありますが、タープ選びの際の参考にしてみてください。

 

<超軽量タープ>

重量→200g未満

形状→長方形や菱形など

特徴→軽さ◎、遮蔽性△

 

<軽量タープ>

重量→400g未満

形状→長方形や六角形など

特徴→軽さ◯、遮蔽性◯

 

<標準タープ>

重量→400g以上600g未満

形状→長方形や六角形など

特徴→軽さ△、遮蔽性◎ 

*面積の小さい(生地が重たい)ものを除く