■フォールダーカップのデメリット

 フォールダーカップは非常に使いやすく、便利な点が多い一方で、デメリットも存在する。対策可能な点もあるため、気になる人は購入前に確認しておこう。

●デメリット1 飲み物の色がつきやすい

左が新品で右が使用済みのもの。色が残っているのがわかる

 カラーにもよるが、使っていくうちに飲み物の色が付着してしまうデメリットがある。特にコーヒーや紅茶などの色の濃い飲み物を頻繁に使用する場合、カップの内側に色が残ってしまう。

 そのため、明るい色のカップは色が付くのを理解したうえで選ぼう。また、匂いの強い飲み物や食べ物を入れた後は、匂いが残ってしまうこともある。その際は、熱い塩水や重曹を入れたお湯につけ置きしておくと、匂いが取れやすいので試してみてほしい。

●デメリット2 直ぐに冷めてしまう

 軽量でコンパクトな反面、薄く作られているため、保温性はいま一つ。他のマグカップと比べても、熱い飲み物がすぐに冷めてしまう。

 寒い季節での利用は注意が必要だ。フォールダーカップを保温する専用のコジーがあり、劇的に変わるわけではないが、十分購入するに値するアイテムである。主にハンドメイドで販売されているが、自作も可能なので試してみよう。

●デメリット3 折りたたむとき固い

 折りたたむ際、少し固いと感じることがある。特にはじめて使う際には、少し力が必要だ。この点は使い続けることで改善されることが多いので、それほど大きな問題にはならないはず。

■フォールダーカップでギアをより軽量に

カトラリーをカラフルな色にすると、キャンプサイトのアクセントにも

 軽量さとコンパクトさから、極力荷物をコンパクトかつ軽量にしたいアウトドアシーンの理想的なアイテムとして人気があるフォールダーカップ。値段もレギュラーサイズが税込み770円、ビッグサイズが税込み990円と手頃なので、ぜひキャンプギアのアクセントとしていかがだろうか。