■田代運動公園に隣接している中津川河川敷
今回のキャンプの舞台、中津川河川敷へ車で向かう道へ入ると、桜並木が迎えてくれる。右側に運動公園が広がり、突き当たりをUの字で河川敷へ下る道だ。
この桜並木の下は木陰になっており、日差しの強い日でも気持ちがいい。
山からの吹き下ろしの風もあり、木陰に吹く風は非常に涼しい。逆に冬場は少し寒いくらいだ。
●管理が行き届いてる中津川河川敷の施設
土手の上からでもキャンピングカーや車中泊、グループバーベキューを楽しんでいる様子がうかがえる。ソロキャンパーの姿も多い。
キャンプ場の料金は抑えたいところなので、無料で使用できるのが大きいのだろう。
ソロキャンプと車中泊を楽しむ筆者だが、ここは無料で利用するには十分すぎる環境だ。ベース基地を作り、運動公園を散策し、また戻ってのんびりと過ごすなど、1日をフルで堪能できそうだ。
週末の時間経過を観察してみると、午前中にはいっぱいになる河川敷も、15時くらいには空きができはじめる。日帰り家族が帰宅する時間帯のようだ。その後、グループバーベキューの集団が撤収を始めていた。
日照時間が長い季節であれば、そのぐらいの時間にきてもいいかもしれない。チェックイン時間がない無料のキャンプスポットならではの調整術である。
土手から下り河川敷に入ると、まず目に飛び込んできたのが薪売りの車だ。現地で薪が購入できるのは、宿泊、日帰りいずれのスタイルでも非常に重宝するサービスだ。ただし、直火は禁止なので必ず焚き火台を準備しよう。
週末11時頃の河川敷は、既にいい場所は陣取られており、河川敷の両側と真ん中にテントやタープが張られ、人気の高さがうかがえる。
ここ中津川河川敷は水場がないため、水は自宅から持っていく必要があり、当然ゴミは持ち帰りである。
気になる設備のひとつがトイレ。仮に仮設トイレであったとしても、清潔であってほしい。
運動公園内ということもあり、河川敷を上がった土手沿いに立派なトイレがあり、温水ウォシュレットまで備え付けられている。
トイレットペーパーも十分に補充されており、管理が行き届いている。女性や子どもも安心して来られる要因なのかもしれない。場内に3か所あるうち17時で閉まってしまうところもあるため、土手沿いのトイレを使用するのがいいだろう。