■足を延ばして「大阿原湿原」へ

少し足を延ばした場所にある大阿原湿原(撮影:伏見みう)
新緑と青空のコントラストが綺麗(撮影:伏見みう)

 山頂からは少し足を延ばして「大阿原湿原(おおあはらしつげん)」に立ち寄るのもおすすめだ。山頂からは首切清水(くびきりしみず)というちょっと物騒な地名の場所を経由して30分ほどで辿り着く。

 大阿原湿原は入笠山山頂の東に位置し、湿原は1周30〜40分ほどでぐるっと周れるので時間に余裕があれば行ってみてほしい。

苔と小川のせせらぎに癒される(撮影:伏見みう)

●【MAP】大阿原湿原

■入笠山は初夏の日帰り登山にピッタリ

 入笠山は都心からアクセスが良好で、初夏でも涼しいので日帰り登山にぴったり。入笠山では、貴重な湿原の草花や抜けるような青空、初夏ならではの新緑、山頂からのパノラマ大絶景など、ここでしか見られない景色を眺められる。山頂から大阿原湿原を経由しても往復3時間程度で回れるので、本格的な登山シーズン前の足慣らしにピッタリだろう。

 スズランやショウブが見られるこの季節、入笠山で絶景登山を楽しもう。

草花を眺めながら湿原を歩くのはなかなかに楽しい(撮影:伏見みう)