国際山岳ガイドとして活躍する近藤謙司率いるアドベンチャーガイズ・エベレスト公募登山隊7名が2024年5月21日(火)  午前10時29分(日本時間)、世界最高峰エベレスト(標高8,848m)の登頂を果たした。

 4月22日 ベースキャンプに入った公募登山隊は、高度順応を行ったのち、ネパール側の南東稜ルートからアタック。近藤自身にとっては、8度目のエベレスト登頂という快挙を成し遂げた。

■極地での行動を支える「コロンビア」の最新テクノロジー

2013年以来、極地でも耐えうるウェアをコロンビアが完全サポート

 1938年アメリカ、ポートランドで創業した「Columbia(コロンビア)」。本格的な登山用ウェアから、キャンプや街でも使えるデザインで人気のアウトドアブランド。

 2010年 コロンビアが独自に開発した蓄熱、保温テクノロジー「オムニヒート」。極地での利便性に着目した近藤とコロンビアは、2013年にエベレスト登頂アタックウェアを共同開発。同年そして2016年、2018年とこれまで3度のエベレスト登頂を支えてきた。

■8,000m級にも耐えうる保温力と機動力を兼ね備える

保温力と軽さを兼ね備えたエベレスト登頂のために特別に作られたアタックウェア

 今回の登頂に採用されたのは、従来のオムニヒートよりもさらに保温力が向上した「オムニヒート インフィニティ」。標高8,000mを超える極地では、酸素摂取量も減り、気温も氷点下30℃になることもある。

 このような環境下においては保温力を保ちながらも軽くて動きやすいウェアが求められる。オムニヒートインフィニティは、従来のダウンウェアよりもダウン量を抑えながらも保温力を確保することを可能とし、結果として、ウェア全体の軽量化と優れた保温力を実現した。

 今回、使用されたアタックウェアは一般販売されるものではないが、極地においても信頼性の高いテクノロジーが一般モデルにどのような形で登場してくるのか。また、近藤謙司のさらなる冒険の旅を楽しみしたい。

 

●近藤謙司 (こんどうけんじ)

 チョモランマ冬季北壁最高地点到達等の記録を持つ国際山岳ガイド。
 チョーオユーやチョモランマでは当時の最高齢登頂者を山頂に導き、アルプスではアイガー、マッターホルンのガイドとして活躍。 2013年には、エベレストよりローツェへの連続登頂を成功させる。
 映画・テレビ・CMの出演やコーディネート、講演会や登山商品開発など多岐にわたり活動している。著書に「エベレスト、登れます」(産業編集センター)がある。

●株式会社アドベンチャーガイズ

 近藤謙司氏が代表を務め、国内外様々な登山・クライミングなどのガイドツアーを実施する旅行代理店。「旅行会社」と「山岳ガイド」がチームを組み、総合的にプロデュースする「アドベンチャーガイズ」=「冒険案内人」です。2013年のコロンビアとのウェア共同開発・エベレスト登頂プロジェクト以降、登山の技術向上を目的とした一般参加型のガイド登山プログラム「コロンビア登山学校」の実施を続けている。
https://adventure-guides.co.jp

山でも街でもいつでも着ていたいColumbiaはコチラから