■荷物を置いたらさっそく大浴場へ

 筆者がドーミーイン系列のホテルに泊まる時は、夕食へ出かける前と、翌朝の2度お風呂を利用しています。チェックインを済ませたら早速お風呂へ。早く入りたくていつもソワソワしているタイミングです。女性の方は、チェックイン時に伝えられる暗証番号が大浴場の入り口で必要になりますのでご注意を。

 お部屋が大浴場のある10階だったので移動がスムーズ。脱衣所のロッカーは、お風呂用のカゴが丸ごと入るサイズになっています。ヘアゴムやシャワーキャップ、T字カミソリなども脱衣所に用意があります。

女性浴室の内風呂(天然温泉)

 女性浴室は、左手に洗い場、右手は入り口側からサウナ、水風呂、温かい内風呂と続き、奥に露天風呂と外気浴スペースがあります。内湯のお風呂は嬉しい天然温泉。洗い場にはクレンジング、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーが個々に用意され、別でシャンプーバーもあります。

シャワーヘッドはRefa

 内湯にある窓からは、奥に北アルプス、手前には松本駅とそこを通る電車が見えます。夕方頃に入ると、北アルプスの稜線上にちょうど太陽があり、キラキラとしたオレンジの光が浴室にも届きとても綺麗でした。また、電車の発車音が聞こえるので、これは鉄道好きにも堪らない眺めなのではないでしょうか。

湯あがり処から見える景色。お風呂から見える眺望と同じ

 サウナ室は横に広く、奥にテレビがあります。広々入れて快適。温度計は94℃を指していました。「御宿 野乃松本」のサウナは、なんとセルフロウリュが可能なのです。ドーミーイン系列のサウナは、少しずつセルフロウリュが出来る仕様が増えてきていて、サウナ愛好家にとっては嬉しい限り。外国の方と一緒になりましたが、「ロウリュしていいですか?」と日本語で聞くと笑顔で頷いてくれました。

清潔で広々としたサウナ室
サウナストーブにはドーミーインのキャラクター「ドーミーインコ」のストーンが

 ロウリュ用の桶は、予めアロマが調合された水をボタン一つで補充できる仕組みになっています。サウナ室から空の桶を持ち出して水をためる行為は、少しだけ面倒な時があるのでこの辺りにも心遣いを感じます。ロウリュをすると、熱い蒸気とほんのりとシナモンのようなアロマの香りに包まれ全身リラックス。

12~13℃に保たれた強冷水風呂
露天風呂にある外気浴スペース

 シャワーで汗を流したら、約12~13℃の水風呂へ。「強冷水風呂」と表記があるだけにキンキンです。全身をクールダウンしたら露天風呂の休憩スペースに直行し、気持ちいい風に吹かれながら深呼吸。この瞬間に、「あー、ドーミーインってほんとに最高だな~」と泊まる度に思うのです。泊まってる宿に温泉もサウナも水風呂もあるなんて贅沢だと思いませんか。

外気浴スペースの前にある女性露天風呂

 休憩後は露天風呂に吸い込まれるもよし、脱衣所の給水所で水分補給するもよし、自由に過ごしましょう。

 お風呂から上がったら、湯あがり処に向かいます。なんとアイスの無料サービス(15~25時)があるのです。シャーベット風のアイス、バニラにチョコがコーティングされたもの、モナカなどがありました。

湯あがり処にて無料サービスしているアイス
お部屋でアイスを堪能

 お部屋の湯呑みに沸かしたお茶を入れ、アイスと一緒にいただきました。

■ドーミーイン名物「夜鳴きそば」は、なんと無料!

 さて、ドーミーインの無料サービスはまだ終わりません。夕ご飯を済ませホテルに戻り、ドーミーイン名物「夜鳴きそば」(21:30~23:00)をいただきます。

ドーミーイン名物「夜鳴きそば」

 「夜鳴きそば」は、海苔、ネギ、シナチクがトッピングされた優しい醤油スープのミニラーメン。これが無料でしかもおかわりも可能なんです。さすがにおかわりはしたことありませんが、大盤振る舞いですよね。「夜鳴きそば」に間に合わなかった場合は、フロントでオリジナルカップラーメン「ご麺なさい」がもらえるサービスまであるんです。