■ビニールを上手く使いながら生地を成型する

ビニール袋のまま生地を伸ばせるので汚れない

 生地がまとまったらざっくり長方形にして、袋の上からめん棒で生地を5㎜厚くらいに伸ばします。ビニール袋の角に沿ってめん棒を転がすと伸ばしやすいです。

きっちり長方形にならなくても大丈夫!

 ビニール袋をハサミで切って、生地を出します。

 時間が経つと生地が発酵して膨らんできてしまい巻きづらくなるので、生地を伸ばしたら、手早く作業を進めましょう。

ビニール袋はそのままシートとして使えて便利
ビニール袋を使うと巻きやすい

 生地にシナモンと砂糖を混ぜたものをふりかけてスプーンで全体に伸ばしたら、生地を巻きます。両端はシナモンシュガーがこぼれやすいので、少なめにのせましょう。

手早く包丁でカットすると渦巻が綺麗に見える

 巻き終わりを下にして生地を6等分にカットし、カット面を上に向けて、クッキングシートを敷いたメスティンに等間隔になるように並べます。

 渦巻きが綺麗に見える方のカット面を上に向けると、焼き上がりの見た目がよいです。

■冷蔵庫で一晩低温発酵させる

左:生地入れたて / 中:冷蔵庫で低温発酵後 / 右:2次発酵後

 メスティンに生地を入れて蓋をしたまま、冷蔵庫で一晩置きます(約10時間)。低温で発酵させるので、緩やかに発酵が進みます。

 出発日の朝に冷蔵庫から出し、保冷剤と一緒にクーラーボックスや保冷バッグに入れて持ち運びます。その間に2次発酵が進むので、あとは食べる前に焼くだけです。

 発酵が足りないと感じる場合は、常温に少し置いてから焼きましょう。

■シナモンロールの焼き方のコツ

各面を焼く際に、火にあたる部分をずらしながら焼く

 砂糖が焦げやすいので、渦巻き生地の上にクッキングシートをのせてから蓋をすると上面を焼いた時に焦げつきにくくなります。

 下面を弱火で5分、ひっくり返して上面を5分、左右の面をそれぞれ2分ずつ焼きます。蓋を開けて焼き色があまりついていない場合は、上面の焼き時間を調整しましょう。きれいな焼き色がついたらできあがり!

 このままでも十分美味しいですが、お好みで上面にアイシングやグラニュー糖をかけて、甘さを足すとより美味しくなりますよ。

上面にもきれいな焼き色が付く

 今回はシンプルなシナモンロールにしましたが、生地にレーズンやお好みのドライフルーツを散らして巻いても美味しいです。シナモンの代わりに、抹茶やココア、カレー粉を使っても美味しく仕上がりますよ。

 早速、次のキャンプに試してみてはいかがでしょうか。