■番組で何度も訪問!  お遍路最後のお寺、88番札所の「大窪寺」

88番札所の大窪寺は人気のお寺だ

 『水曜どうでしょう』ファンにとって、四国を訪れたら必ず訪問したい場所が「四国八十八ヵ所」で最後のお寺、88番目の「大窪寺(おおくぼじ)」だろう。

 番組で最初に訪れたのは1999年、無作為に引いた絵ハガキの風景を探して旅する「日本全国絵ハガキの旅」だ。通常、四国88ヵ所を回るには、徒歩で約1,100㎞、車や自転車などでは約1,300㎞(一説には1,400㎞とも)の距離を移動する必要があり、徒歩で40日、車でも10日以上はかかるとされている。

 しかし番組では夕方に石川県の金沢を出発し、徳島県のいくつかの札所を巡り、阿讃(あさん)山脈を越えて3時間程で深夜に88番札所の大窪寺へ訪れていた。また、「四国八十八ヵ所」の第一弾では大泉さんが初めて四国を一周し「88番大窪寺。大泉洋、たった今結願いたしました」と受験生へエールを送っていた。

 実際に訪れてみると、山間にひっそりとたたずむ境内に立派な本堂があり、四国お遍路の最後のお寺として感慨深い気分となる。

 ちなみに大窪寺はお遍路巡り最後のお寺となっているが、「逆打ち」と言って、88番札所から反時計回りに1番札所のお寺を目指す方法もある。その場合、大窪寺が最初のお寺となるのだ。また、うるう年に逆打ちすると3倍のご利益があるとされている。うるう年の2024年、大窪寺から出発して逆打ちでお遍路巡りをしてみるのもよいだろう。

阿讃山脈の山中にある大窪寺は「阿讃山麓のおへんろみち」にもなっている
大窪寺の周辺は讃岐うどんが食べられる飲食店が多い
大窪寺は桜の名所にもなっている

【大窪寺】
住所:香川県さぬき市多和兼割96
電話番号:0879-56-2278

https://sanuki-kanko.jp/sightseeing/temple/post-510.html

●【MAP】大窪寺

 

■地球の歩き方を読みながら新しい四国めぐりを!

四国の各県ごとがまとめられているので、見やすくなっている(画像提供:北海道テレビ放送株式会社(HTB))

 今回は人気番組『水曜どうでしょう』で取り上げられた香川県の讃岐うどん店を中心にご紹介した。四国へ移住して6年目の筆者も、自分なりに穴場的なうどん店を多く見つけてきたが、やはり、大ファンである“水曜どうでしょう軍団”が訪れた店には特別な思い入れがある。

 番組と旅のガイド本がコラボした書籍『水曜どうでしょう×地球の歩き方  四国編』では、出演者たちが訪れた四国のスポットがさらに詳しく紹介されている。穴場のうどん店や人気観光地、お遍路めぐりにまつわる名所など番組ファンにとってはもちろん、そうでない人でも楽しめる情報が満載だ。

 ちなみに筆者もすでに本書を購入したので、2024年は番組の名シーンを思い出しながら四国をめぐりたいと計画をしているところだ。番組出演者たちも“ハマる”ほど魅力満載の四国へ、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

お遍路の一番札所となっている徳島県は多くの人が行きやすいスポットだ。(画像提供:北海道テレビ放送株式会社(HTB))

『水曜どうでしょう × 地球の歩き方  四国編』ホームページ

https://www.htb.co.jp/suidou/chikyu_arukikata03/

※記事の情報は2024年3月時点の情報です。掲載の価格については今後変更の可能性があります。