●種差(たねさし)海岸

 波打ち際近くまで天然芝生が広がる、珍しい海岸。天然芝と海岸線の荒々しい岩礁、砕け散る波のしぶき、そして青い海の構図は最高だ!

波打ち際近くまで天然芝生が広がる種差海岸

【基本情報】
住所:青森県八戸市鮫町中道
駐車場:種差海岸インフォメーションセンター駐車場北(無料)

●みちのく潮風トレイル(種差海岸遊歩道)

 みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦までの沿岸を結ぶ、全長1000kmを超えるロングトレイル。種差海岸遊歩道はその最も北にあり、絶景の宝庫といわれる種差海岸を歩くコースだ。

 海岸に自生する天然芝はもちろん、周辺では約650種の植物が自生し、春から秋に訪れるとさまざまな花々が観賞できる。さらに、松林や奇岩など変化に富んだ自然の造形美を楽しめる。

 種差海岸インフォメーションセンターから蕪嶋神社まで、海岸を歩いていくこともできる(約8km)が、センター周辺を歩くだけでも十分楽しめるので、自身の予定と体力で決めよう。

種差海岸遊歩道

【基本情報】
住所:青森県八戸市鮫町中道
駐車場:種差海岸インフォメーションセンター駐車場北(無料)

■装備と注意事項

 蕪島神社では、ウミネコを刺激しないことと、鳥のフンに気をつけよう。気になる人はビニール傘は必須アイテムだ。遊歩道を長距離歩く場合は、水、シューズ、地図、杖などトレッキングに必要な装備も忘れずに。

■青森に春の潮風を感じに行こう!

 ウミネコの繁殖地 蕪島神社、ハリー・ポッターに出てくる古城のような展望台、天然芝が海岸線ぎりぎりまで広がる種差海岸と花々で彩られた種差海岸遊歩道など、どれもが春の訪れを待って訪れたいスポットだ。

 冬の静寂が終わりを告げた青森県南部の海岸に、潮風が心地よく吹き始めるのを感じに行こう。

●【MAP】種差海岸(蕪島神社・葦毛崎展望台)