■ユニクロ・ウルトラライトダウン  火の粉も気にならないコスパの良さ。でも保温力は抜群のダウン

3Dカットでゆとりのあるフィット感なので、着込んでも窮屈さがない(撮影:山歩ヨウスケ)

 最後の紹介となるのが防寒着、ユニクロのウルトラライトダウンだ。ユニクロと言えば低価格なことで馴染み深いブランドであるが、このウルトラライトダウンはただ安いだけではない。

 中綿で使用されるダウンは750FP(フィルパワー)のダウンが使用されている。フィルパワーとは「ダウンの強度」「その圧力に対する反発力」「かさ高さ」を数値で表したもので、数値が高くなるほど高品質になる。

 生地には撥水加工がされており、多少の雨なら撥水してくれる。自然の中に身を置く環境では突然の雨や雪は想定しなければならないが、ウルトラライトダウンなら安心だ。ただし、防水ではないので別でレインウエアを持つことは忘れないで欲しい。

ポケッタブル仕様でコンパクトになるため、荷物に忍ばせておける(撮影:山歩ヨウスケ)

 豊富なサイズ展開で、XSから4XLまであり、小柄な人も体格のいい人も着ることができる(一部サイズはオンラインストアでのみ購入が可能)。カラーバリエーションも多いのできっと好みの色が見つかるはずだ。

 ウルトラライトダウンはナイロン性であることから「火の粉」への注意は必要だ。雪中キャンプは気温の低い環境なので、どうしても焚き火との距離が近くなる。飛んできた火の粉で穴があかないよう気をつけたい。焚き火をする際は難燃素材のアウターを羽織るなどすれば、冬でも暖かく過ごせるだろう。

 セルフメンテナンスができるのもいいところだ。手洗い限定だが、洗濯もできるので焚き火の臭いが気になる人も安心だ。

ユニクロ・ウルトラライトダウン
・価格:5,990円(税込)
・素材:表側: 100% ナイロン/ 中わた: 90% ダウン, 10% フェザー/ 裏側: 92% ナイロン, 8% 複合繊維( ナイロン )/ ポケット布: 100% ポリエステル
・サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL、4XL

●【商品サイト】https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E459619-000/00?colorDisplayCode=09&sizeDisplayCode=004

■雪中キャンプも低予算で楽しく快適にキャンプができる

焚き火やランタンの明かりは雪の中だとより魅力的に感じる(撮影:山歩ヨウスケ)

 筆者は家族に、何もわざわざそんな厳しい環境の中でキャンプをする必要があるのか? と疑問に思われているが、厳しい環境でキャンプをするからこそワクワクするし、楽しいのだ。

 雪中キャンプをするにはしっかりと防寒することが必須になるが、高価な道具でなくてもリーズナブルで高品質なアイテムは多くある。

 雪の降らない地域で暮らしている人にとっては雪の中でキャンプをするという体験は忘れられない思い出になるはずだ。この冬、雪中キャンプで特別な体験をしてみてほしい。