宮崎県延岡市が推進する地域振興及び新たな観光施策の構想をお披露目するイベントが先日開催され、私コージー中嶋が取材してきたのでリポートをさせていただきます。

大盛況のイベントは、読谷山 洋司(よみやま ようじ) 延岡市長の挨拶でスタート(撮影:BRAVO MOUNTAIN編集部)

●宮崎県延岡市って、どんなところ?

 東九州に位置し、東側は日向灘に面して他3方は山に囲まれ自然にも恵まれ、九州では2番目に広い面積を有する市です。また、旭化成を中心とする工業都市でもあり、東九州の中核都市として発展してきました。

■世界的な美食の街をベンチマークに!?

 「東九州バスク化構想」というプロジェクトをご存知ですか? これは、宮崎県延岡市と大分県佐伯市にまたがる地域が連携し、海山の幸が豊富な強みを活かして「食」による地域振興及び新たな観光施策として打ち出されたものです。

 何故「バスク」なのかというと、欧州のフランスとスペインの両国にまたがるバスク地方は、文化、食、芸術で革新的かつ独自の発展を遂げたことで有名で、とくにバスク料理は世界的にも料理に影響を与え続けていて、高く評価されています。このバスク地方の美食の街のように延岡を中心とした東九州の地域で盛り上げようという試みだとか。

欧州のバスク地方と東九州バスク化構想(画像提供:延岡市)