■登山口から往復で1時間! ススキの中を抜けると富士山の大絶景「山梨県・鉄砲木ノ頭」
最後に紹介するのが、神奈川県足柄上郡山北町と山梨県南都留郡山中湖村にまたがる鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま)。丹沢山地の最西部に位置し、別名「明神山(みょうじんやま)」とも呼ばれている。
標高は1,291mあり、今回紹介した山の中ではもっとも標高が高いが、登山口から山頂まで往復1時間もあれば戻ってくることができる。
スタート地点となる山中湖パノラマ台から山頂までは、ススキの中を通る登山道を使い一気に登る。一面に広がるススキを楽しみながら歩けるが、単調なので時々振り返り富士山の眺望に癒されながら山頂を目指したい。斜面が急で滑りやすい箇所もあるため、特に下山時は気をつけたい。トレッキングシューズはマストだ。
山頂からは富士山を望み、麓には山中湖が広がる。雲がなければ南アルプスの山々まで見渡すことができる。往復1時間のハイキングとは思えないほどダイナミック景色だ。
●【MAP】山中湖パノラマ台
アクセス:東富士五湖道路・山中湖ICから県道729号経由で17分(10.7km)
■やがて来る春に向けて冬も歩こう
暦の上では春は訪れているが、現実的にはまだまだ寒い。それでも、都心から近いエリアには積雪もなく冬でも歩ける山は多い。外出が多くなる春に向け、冬に足腰のトレーニングを積んでおくことも大切かもしれない。
春の訪れを前に、近所の低山へハイキングに出かけてみてはどうだろうか。