スキーでもスノーボードでも共通して欠かせないアイテムの一つがゴーグル。近年のゴーグルは特にレンズテクノロジーの進化がすごいことになっています。
ショップでは、よく“ハイコントラストレンズ”という言葉が並んでいますね。何か聞いたことある、よく見えるらしいけど、今いちよく分からない…… なんて声もちらほら。
代表的なハイコントラストレンズを通して、その鮮やかな世界を紹介します。スキー場でキレイに、よく見えるって安心ですよね。
■見た目だけで決めないで！ ゴーグル（レンズ）選びは大事にしたい
ゴーグル選びって、どうしてますか？ もちろん好みのデザインやウェアとのコーディネートも大事だけれど、それだけで決めるのはちょっと早計ですよね。大事な眼を守るアイテムです。他にも気にしたいところがありますよね。
街中より標高も高く、一面雪が降り持ったスキー場では紫外線に気を付けたいところ。サングラスと同様にゴーグルレンズには、紫外線をブロックしてくれる機能があります。
また、レンズの種類によって、可視光線透過率（人が認識できる光の量）が変わってきます。色の濃いものの方が数値（光を通す量）は低くなりますが、曇天や降雪時には不安があります。透過率は20～45%程度、天候の幅の広いオールマイティーなレンズが安心かもしれません。
もちろん、自分の顔にフィットするものを選んでください。大きすぎたりすると蒸気が入り込みレンズが曇ってしまったり、転んでしまった時などはズレて、顔や目を守るという役目も果たせないことにもなってしまいます。
■ハイコントラストレンズって、何がそんなにいいの？
そもそも「ハンコントラスト」レンズって何？ と思う方もいるでしょう。これまでゴーグルやサングラスでは、反射する光を抑える「偏光」レンズや、紫外線の量によってレンズの色が変わる「調光」レンズといったものが一般的なレンズテクノロジー。
ハイコントラストレンズとは、色を構成する光をレンズがコントロールし、コントラストを高めることによって裸眼で見るよりも、ハッキリと鮮やかに見えるレンズテクノロジーということになります。
ウィンタースポーツでは、OAKLEY、SMITH、GIRO、POC、anonといったトップブランドが各社、さまざまなアプローチでレンズを開発。ブランドそれぞれの名称で人気モデルのほとんどに搭載されています。
■人気ブランドハイコントラストレンズを通して鮮やかな視界を体感
それでは人気のブランド「GIRO」のハイコントラストレンズ「VIVID」から、もう少し詳しく紹介してみましょう。
一般的にゴーグルやサングラスは、ブルー光線を遮断するように設計されています。そのため、ブルー光線イコール、悪い光線と長い間、信じられてきました。
しかし、雪の色というのは白ではなく、実際はブルーなのだそうです。GIROでは、このブルーをしっかりと認識することが、雪面の凹凸などを判断する基本であると証明。
そのため、すべてを遮断するのではなく、効果的にブルー光線を取り入れ、またコントラストを鮮明にするのに有害な紫外線をしっかりとブロックすることで、一見、フラットに見えがちなブルーの雪面をより明確に捉えることができるというのが「VIVID」（ハイコントラスト）レンズの考え方となっています。
（左上）「ARTICLE Ⅱ」（中上）「METHOD」（右上）「REVOLT」
GIRO レディースゴーグル （
左下）「ELLA」（中上）「ARTICLE Ⅱ」（右上）「MILLIE」
（左）「STOMP」（中）「BUSTER」（右）「CHICO 2.0」
GIRO メンズゴーグル
「ARTICLE Ⅱ」
価格：30,800円（税込）
カラー：全6色 曇天用レンズ付き
「METHOD」
価格：27,500円（税込）
カラー：全12色 曇天用レンズ付き
「REVOLT」
価格：19,800円
カラー：全12色
GIRO レディースゴーグル
「ELLA」
価格：34,100円（税込）
カラー：全6色 曇天用レンズ付き
「ARTICLE Ⅱ」
価格：30,800円（税込）
カラー：全6色 曇天用レンズ付き
「MILLIE」
価格：21,450円（税込）
カラー：全4色
GIRO キッズゴーグル
「STOMP」
価格：8,800円（税込）
カラー：全5色
「BUSTER」
価格：8,250円（税込）
カラー：全7色
「CHICO 2.0」
価格：6,930円（税込）
カラー：全10色
＊キッズゴーグルは「VIVID」レンズ非搭載
