どうもこんにちは。誰が呼んだか、「絶景キャンプフォトグラファー」こと猪俣慎吾です。
毎年、年明けの初セリでは、青森県の大間産の本マグロ(クロマグロ)、通称「一番マグロ」が話題になりますよね。なんと、1匹3億円を超える価格で落札された年もありました。
その大間町には、無料でキャンプが楽しめる場所があります。12月末に雪中キャンプを楽しみながら、初セリにかけられるであろうマグロの水揚げを見学してきたので、現地の楽しみ方を含めてレポートします。
■運が良ければ「一番マグロ」が見られるかも
我々が大間を訪れた目的は、キャンプだけではありません。豊洲市場で初セリにかけられる「一番マグロ」が大間漁港に水揚げされるのをこの目で観ることです! 食事をしたお寿司屋の大将に相談してみたところ、大間の漁協にすぐに電話くれました。曰く、明日も一番マグロを狙う漁船が数隻出港するとのこと。朝から漁港に張り付いていれば、運が良ければマグロの水揚げが見られるかもしれません。わざわざ電話してくれて本当に助かりました。
とりあえず、初日の夜は温泉に入り、温かいうちに寝袋に潜り込みました。なんだかソワソワしてしまって、あまり寝られなかったですね。
テントサイトで朝食を食べ終えたら、すぐさま大間漁港へと向かいます。天気もそれほど悪くはないので、マグロ漁には好条件です。
実際に足を運んでみると、全国に名を知られている漁港だし、一番マグロを狙う漁船がひっきりなしに往来して漁港は戦場のようになっているのかと思いきや、全然そんなことはありません。船が漁に出ているあいだは誰もいないし、しーんと静まり返っていて、想像とまったく違いました。
漁協の方に聞いてみたところ、レーダーで漁船の位置情報をチェックしているので、漁船が帰ってくる時間に合わせてみんな出てくるのだとのこと。ずっと外にいると寒いから、とも言っておりました。至極真っ当なことです。
さらに、船のレーダーのスマホアプリも漁協で教えてもらい、これでチェックしていれば寒い中待たずに町を観光していても大丈夫とのお話でした。なるほど。ずっと張り付いていないとダメかと思いきや、こんなところも現代的なシステムになっていたとは(笑)。