<一億円超えの本マグロが登場!? 後編もチェック>

■テントサイトは無料なので、夕食を思い切り贅沢に

テントサイトには夕方くらいに到着

 テントサイトの周りの道路は、冬の海らしい強烈な寒さと風のせいなのか、波で打ち上げられた海水が路面を濡らしており、ブラックアイスバーンのようになっていました。車も靴もツルツルで、本当に気を付けないと危ない! 自分の車もスタッドレスタイヤなのに、完全にタイヤが滑るという感じでヒヤヒヤしました。特に寒いところを走り慣れていない方は、運転には細心の注意を払った方が良いですね。

 「大間崎テントサイト」は、施設が充実したキャンプ場というより、シンプルな広場といった趣。ここでのんびりと何かをするというよりは、宿泊場所として割り切るのが良いでしょう。テントを張り終えたら、ちょうどお腹も空いてきました。大間に来たからには、そう! 夕飯はマグロのお寿司を食べることにします!

本マグロ盛り合わせセット

 夕飯を食べに足を運んだのは大間漁港にも近い『浜寿司』。お店で提供しているマグロは、当然すべて大間で水揚げされた本マグロで、お客さんが一年中食べられるようにと、選りすぐりをマイナス85℃という超低温でストックしています。いつでも新鮮なマグロを食べさせてくれるという、さすがは大間のお寿司屋さんという感じです。

 食べたのは、もちろん本マグロ盛り合わせの握りセット。5400円!

 皆さんの「贅沢だな!」って声が聞こえてきそうですが、大間崎テントサイトは無料キャンプ場です。宿泊代が浮いたと思えば、これはこれで最良の選択ではないでしょうか。この握りのセットを首都圏などで食べたら2万円くらいになるそうなので、これは食べるしかない! と言った感じです。 

 自分は本マグロを食べる機会は正直あまりないですが、口に入れた瞬間、臭みもなく口の中でとろけるようになくなる感覚は、さすがは極上の本マグロという感じ。これだけでも、わざわざ大間まで来た甲斐がありました。

 翌日は朝からマグロの水揚げを見学しようと考えならが、親子で暖かい寝袋に潜り込みました。

<後編に続く>

寿司屋さんに飾られていた写真、明日はこの水揚げされた本マグロにお目にかかりたい