■大山山頂の様子
大山の山頂に到着すると、期待通り青空が広がり始めた。風もほとんどなく、太陽が顔を出すと暖かさを感じた。登山者たちは思い思いに風景や食事を楽しんでいた。
■大山山頂から見晴台経由で阿夫利神社下社へ
大山の山頂から見晴台を経由して阿夫利神社下社に戻るには、1時間40分ほど登山道を下る。山頂から見晴台に向かう途中の登山道からは、相模湾の美しい景色が広がっており、まさに絶景だった。相模湾は太陽に照らされて淡いオレンジ色に輝き、空の「青」、雲と雪の「白」、海の「オレンジ」が見事に調和し、絶景を演出していた。この瞬間、感動のあまりカメラのシャッターを切りまくったことを鮮明に覚えている。
見晴台まで下ると、これまでの雪景色はまるで幻のように感じられ、何事もなかったかのように通常の大山の登山道に戻っていた。振り返ると、大山の山頂だけが真っ白に見えた。
■紅葉が残っていた「こま参道」
大山ケーブル駅から大山ケーブルバス停までの「こま参道」には、土産店や大山の名物である豆腐料理などが楽しめる食事処や宿坊などが立ち並んでいる。帰り道にゆっくり下山メシを楽しんだり、お土産を購入したりするのも良い。昨年はこの季節でも紅葉が少し残っており、秋を感じることもできた。
秋の大山は鮮やかな紅葉が美しいため、観光や登山に良いシーズンだが、実は澄んだ空気だからこそ見える「冬の景色」がある。ぜひ冬の大山にも登って、別の魅力を発見してほしい。