■結果発表!(神戸市長田港近辺)

 19時30分開始で20時30分頃終了。釣果は以下のとおりとなった。

関西式(下カゴ)
中型アジ 1匹、小型アジ 3匹 計4匹

関東式(上カゴ)
メバル 1匹、中型アジ 2匹 計3匹

 ほぼ同じタイミングで漁港の船着き場にて10m間隔で関東式と関西式のサビキ釣りを行った。潮見上、満潮から干潮へ緩やかに潮が動く時間帯であり、サビキ釣りを行った堤防周辺の満潮時の水深は約4m、干潮時は約2mでおよそ場所の差異はなく近似の条件とした。

 約1時間で釣りあげた魚の数は関西式が4匹、関東式が3匹となった。数では関西式が1匹多いが、関東式はメバルと中型アジで魚種と型が揃った。水深4mでは魚の泳層に差がなく、どちらの煙幕におびき寄せられるかといった点において大きな差が出なかったのかもしれない。それでも、小型魚向きの関西式と良型向きの関東式の特徴が少しは現れたのではないだろうか。これらの考察をもとに今回の実釣検証は引き分けとしたい。

釣りあげた魚たちは、翌日の晩御飯となった
サビキ釣りの釣果はカリッと揚げて美味しくいただいた

■夜のサビキ釣りは楽しさ満天!

 寄せエサに魚がおびき寄せられて、サビキ針に食いついてブルブルと震えた瞬間は釣り人にとって魔法の瞬間だ! その小さな振動が手に伝わり、興奮し心拍数が上昇・集中力が高まる。針に魚が食いついた瞬間から、釣り人と魚の戦いが始まる。この興奮と挑戦がサビキ釣りの魅力であると共に、夜の海岸線は昼間と異なった静寂と夜景の世界だ。

 波や風の音、潮の匂いを感じてリラックスした時間を過ごそう! そして、釣り場を明るい時間帯に確認しておき、障害物や危険な場所を避け、ライト持参で安全な釣りを楽しもう! 釣りあげた魚と思い出が食卓を彩ること間違いなしである。