暖かい日が続き、秋らしくない陽気ですね。それでも朝晩は冷え込み、紅葉も色づきが進んでいます。この時期大人気のスポットの一つが信州伊那谷、長野県箕輪町(みのわまち)にある「箕輪ダム」、通称「もみじ湖」です。先週から紅葉が見頃になっており、この三連休が一番のピークになりそうとのことです。

 一帯には約1万2000本の“もみじ”、主にイロハモミジが植えられていています。ダムから道沿いに植えられた木々は、秋の光に輝く湖面と素晴らしいコントラストを見せてくれます。さらに渓谷沿いに上流に向かうと、メインとなる「竹の尾広場」から「末広広場」となります。一番人気の“もみじのトンネル”もこの間にあります。赤い“もみじ”ばかり、視界を埋め尽くす様子はまるで赤い海の中にいるかのよう。せっかくなので一段上にある「散策路」もぜひ歩いてみてください。こちらも見応え十分、上から見下ろす紅葉も素晴らしいです。

 日が沈むと紅葉のセカンドステージ、ライトアップが始まります。人工的な光に照らされた紅葉は、日中とはまた違った趣です。山あいですので夜はかなり冷えます。日中の暖かさに油断しないように防寒対策をしておくと安心です。

 大手旅行サイト「じゃらんnet」の“おすすめ紅葉スポットランキング”で3年連続日本一に輝いたことから人気急上昇、県内外から多くの観光客が訪れるようになりました。今では地元のボランティアスタッフも案内業務を行なってくれており、秋の風物詩として盛り上がっています。

 混雑期と見込まれる11月1日~11月8日にマイカー規制を実施するにあたり、箕輪町では駐車場予約制を導入しています。「イベント広場」の駐車場から「竹の尾広場」までの区間でシャトルバスを運行。駐車場の利用は事前予約制で、(自家用4輪車)1台につき1500円が必要となります。

“マイカー規制について”

 もみじ湖の一段下となる「イベント広場」の紅葉も見事です。鮮やかに色づいた葉は、「一の沢川」の流れと合わせて見事な彩りを見せてくれています。