■名物「心臓破りの急坂」は、下る方が楽でしょ
笠取山までの稜線は、南に富士山、東に雲取山、北に和名倉山が現れては消え、登山者を飽きさせません。紅葉の時期には、眼下一面に真っ黄色に色づいたカラマツ林のカーペットが広がるでしょう。
笠取山山頂に着いたら、名物「心臓破りの急坂」を下り、笠取小屋を経由して作場平へと下山します。作場平からは車道を歩いて将監峠入口へ戻ります。
山頂直下のきつい坂を登らずに済むのも、当計画のポイントなのですが、この登りをあえて楽しみたいという特殊な趣味をお持ちの方は、作場平を起点に笠取小屋に一泊する逆回りの計画を立てることもできます。そうなると、静かなルートで笠取山に至るという魅力はなくなってしまいますが…。
山道を歩き足りなければ、作場平を経由せず、豊かな森を抜けて将監峠入口を目指すルートもとれます。どちらにせよ、2日目はなかなかの歩き応えを得られるでしょう。
これからの時期は、紅葉も期待できる季節になります。混雑した山を避けて、静かな山歩きを楽しみたい方は計画の候補地として検討してみてはいかがでしょうか。