◼︎秋の魅力は外気浴にこそ詰まっている!

サウナから出て「ふファぁぁ……」中の人。外気浴だけでも十分に幸せだ

 ここまでサウナと水風呂の観点で秋の魅力を伝えてきたが、じつは秋サウナの魅力は外気浴にこそ詰まっている、といっても過言ではない。外気が低くなることで、サウナから出た後の気持ちよさがまず全然違う。爽やかな空気が一気に全身を包み込むというか、思わず恍惚の表情で「ふファぁぁ……」と情けない声が出てしまうほどだ。水風呂が苦手という人は、もはやこの外気浴だけでも十分なととのい効果を味わえる。

 ちなみに、本場フィンランドの人は基本的に水風呂に入らない。なぜなら、外気温が低いので、外気浴だけで十分体がリフレッシュできるからだ。

 もちろん、川風呂に入ればさらに気持ちいいことになる。若干肌寒いくらいの気温のほうが、サウナ→冷水浴後に、ちょうどいい外気温と化して、体はポカポカと心地よく、体はキリッと締まって脳はパキッとする。やたら解説が擬音だらけになるが、言葉なんぞでは伝えきれない気持ちよさなのだ。

幸せアイテムのタオルポンチョ。あるとないとでは、気持ちよさが全然違う

 そしてリクライニングチェアやハンモックに横になる前に体を拭き、「タオルポンチョ」に身を包む。夏には必要ないアイテムだが、秋冬の川サウナではマストアイテムだ。このタオルにくるまれて横になると、これこそ言葉では言い表せない幸福感に包まれる。母の体内にいるかのような安心感であり、お日様で干したフワッフワの布団にくるまれるような至福感とでも言えばいいだろうか。冷水浴によって皮膚の毛細血管が締まって、体内の太い血管の血流が活発になり、タオルポンチョで全身が保温されることで、その状態も長く維持される。フードで目まで隠せばディープリラックスの世界に突入して、最高のととのいへとまっしぐらなのである。