キャンプでの楽しみ方はいろいろあると思うが、絶対に外せないのは「料理」だろう。人によってどんな料理を作るかは違うとしても、キャンプでご飯を食べない人はいないはずだ。

 この記事ではキャンプで便利なコンパクト調理器具を3つ紹介する。どれも軽量でコンパクトなタイプで、トータル56gと軽量。装備をバックパックひとつでキャンプに行く、徒歩キャンパーや、限界まで軽量化を目指すULキャンパーにとっておすすめの調理器具だ。

■調理用トング:エバニュー「NICKTSUCAM(ニクツカム)」

手のひらに収まるサイズのトング(撮影:山歩ヨウスケ)

 肉を焼く時に欠かせないのがトングだ。生肉を調理するときに、食事用の箸と兼用にするのは衛生面でもおすすめできない。エバニューのニクツカムは重さ9gと超軽量であり、手のひらに収まるサイズで、調理用のトングとしてぴったりだ。

程よい弾力があり、肉を掴みやすい(撮影:山歩ヨウスケ)

 肉を焼くだけでなく、炒め物や鍋料理の具材を小皿に分けるときなど、活躍してくれる場面が多い。品質とは関係がないが、ストレートすぎるネーミングがユーモラスなのも魅力と言えるだろう。筆者はこういった類のものが好きだ。

■折りたたみ式のお玉:ユニフレーム「ちびレードル」

コンパクトなサイズのレードルは一人用にぴったり(撮影:山歩ヨウスケ)

 ユニフレームのちびレードルは折りたたみ式で、18gと軽量。収納時は半分になるため、コンパクトさに優れている。レードルとしてだけでみると、使い心地は若干の小ささを感じるが、このレードルはレンゲとしても使うことができ、多様に使えることがおすすめポイントだ。

麺類などを食べる時にはレンゲとして活躍してくれる(撮影:山歩ヨウスケ)

 角度がしっかりとついているレードルは深型のクッカーでもよそいやすく、使うクッカーを選ばない。気温が下がり始める秋から冬にかけて、温かい食べ物がおいしくなる時期には活躍してくれること間違いないだろう。

折りたたむとコンパクトになるのでクッカーの中に収納することもできる(撮影:山歩ヨウスケ)