■疲れた体を癒してくれる「紅葉滝」のマイナスイオン

 紅葉の森の中を、落ち葉を踏みしめながらさらに歩いていく。沢の流れが美しく、水音がさわやかな気分にしてくれる。眼前には柱状節理(*1)の岩肌が見える。

*1 溶岩が冷えて固まる際に規則正しい柱のような割れ目をつくること

紅葉滝に向かう途中、美しい沢と水が流れる音に癒される(撮影:分銅英雅)
疲れたので少し休憩(撮影:分銅英雅)

 道がだんだん険しくなり、歩きにくくなってきた。スタート地点からここまで約30分。かなり息も上がってきたため、少し休憩をとって再度進む。目的地まではあと15分程度だが、木の根っこが道に張り出し、歩きにくい。ここが踏ん張りどころと思い、さらに進む。先の方から沢の水音とは明らかに違う音が聞こえてくる。紅葉滝だ。

 ようやく目的地の紅葉滝に到着。紅葉滝の美しさと滝のしぶきの清涼感で疲れは吹っ飛んだ。しばらくこの大自然の贈り物に身をゆだねた。

清涼感あふれる紅葉滝(撮影:分銅英雅)

●紅葉滝

住所:北海道上川郡上川町層雲峡

 帰りは来た道を戻るが、足場がよくないため気を付けながら下山する。復路はまた違った角度で紅葉谷を味わえるので、気持ちがいい。

紅葉滝からの下山の景色。このコントラストが美しい(撮影:分銅英雅)

■大雪山層雲峡の紅葉谷ハイキング

 秋の層雲峡は、大雪山の断崖絶壁の峡谷美、彩り深い紅葉、ハイキングの疲れを癒してくれる近くの沢から聞こえるさわやかな水音、目的地の紅葉滝の清涼感と、どれを取ってもすばらしく、全体でパーフェクトな絶景を生み出している。

 紅葉の見ごろは10月上旬〜中旬。ベストタイミングを狙って出かけることをおすすめする。