テントサウナからの川水風呂!  そのあとで自然の中で外気浴するのは、本当に最高の“ととのい”体験だ。しかし、その“ととのい”をよりディープなものにするには、ある一定条件を備えた川風呂を見つけることが肝となってくる。

 今回は、そんな川サウナ時の冷水浴に最適な川の条件を考えてみようと思う。

■水風呂における水道水と天然水の違いとは?

 たとえば、水道水と天然水で、それぞれ同じ17℃設定の水風呂があったとしよう。

 水道水の場合は、キンと芯に刺さるような冷たさがあって、肌あたりも強め。人によっては不快な感覚になることがある。「体が抵抗を感じる冷たさ」という印象だ。そもそもカルキ臭いという時点で苦手だ、という人も多い。

 一方、天然水の水風呂は、ひと言でいって「肌あたりが超マイルド」なのだ。元々が冷たく、強制的に冷やされた水ではないので、同じ水温でも嫌な冷たさがないのだ。

 この違いは明白で、「体がおいしいと喜ぶあの感じ」といえば、経験豊富なサウナーたちはおおいに頷いてくれるはずである。

そんな貴重な天然水を、ダイレクトに楽しめるのが川サウナの魅力のひとつ

 ただ、川ならどこも天然水だから気持ちいい! というわけではない。川選びで重視すべき点がいくつかあるのだ。