夏を迎え、本格的なバーベキュー(BBQ)シーズンとなった。親戚家族や友人が集まって、大勢でBBQをする機会も多くなるだろう。
自然を感じながらワイワイと美味しいお肉や海鮮を食べる、そんな楽しいBBQも、一歩間違えると危険なBBQになってしまうことがあるのだ。どんな危険が潜んでいるのか色んな角度から考えてみよう。
■1. 炭が熾っているのにも関わらず引火物を入れる
炭は炎が燃え盛らないので分かりにくいが、一度火が熾ると炭は高熱になっているもの。そんな高温の炭に揮発性・燃焼性の高いゼリー状の着火剤や消毒用のアルコールなどを入れてしまうと、揮発した着火剤やアルコールの成分に一気に引火してしまう可能性がある。
さらに、いきなり引火したことに驚き着火剤やアルコールを振り回してしまうと、周りの物や人にも火種が飛び散り、それらにも引火してしまうことになりかねないのだ。
こういった事故やインシデント(事故が起こる一歩手前)は毎年のように起こっている。火を安定させたい場合は、一瞬で燃え広がることのない丸めた紙や木くずなどを用いるようにしよう。