2023年5月より、新型コロナウイルスの感染症の分類も5類に変更され、自粛していた旅行にも行きたいと考えている人も多いのではないだろうか。

 そうした需要を見込んでか、JALでは国内線を片道数千円台で販売するセールが実施され、サーバーダウン障害が起きるほど予約が殺到し、話題となった。筆者としては多くのハイカーに「飛行機に乗っていつもとは違うエリアの登山」にチャレンジしていただきたい。

 そうは言っても、普段乗り慣れていない人にとって飛行機はハードルが高く感じるもの。そこで、航空会社の上級会員であり、月1回のペースで登山に行っている筆者が、飛行機で登山に行く際にこれさえ覚えておけば失敗しない3つのコツを伝えたい。

■LCCに乗らない

 少しでも格安で行こうとすると、ついLCCに乗りがち。だが、飛行機に乗り慣れていない方にとっては、LCCで登山に行くことはあまりおすすめできない。

 というのも、オプションをつけることが必須となり、最初はどのオプションをつければよいか分からなくなるからだ。預ける荷物が、結局高くつくことはLCCではよくある話だ。

 対策として、JAL・ANAのようなレガシーキャリアを使用することをおすすめするが、運賃を安くしたい方にはスカイマーク・AIRDO・ソラシドエアのような「ミドルコストキャリア(MCC)」の利用をおすすめする。MCCは23kg×1つまでの荷物を無料で預けられる会社がほとんどなので、初心者におすすめだ。