ソロキャンプの贅沢な過ごし方“重量キャンプ”をご存じだろうか?  限られたギアだけを持っていくのではなく、必要だと思われるギアを全て持っていくスタイルだ。当然荷物は多くなってしまうが、できることは増える。

 面倒だと思うかもしれないが、実際にやってみるとかなり快適。本記事では、普段から荷物多めのソロキャンパーである筆者が重量キャンプの魅力を解説する。

■ソロキャンプ=ウルトラライト!?

 荷物を極力少なく、軽くするウルトラライトな傾向にあるソロキャンプ。筆者も自転車でキャンプするときはウルトラライトだが、やっぱり必要最低限のアイテムだけだと窮屈だ。できることも限られ、物足りなく感じる。

 車で行くソロキャンプであれば少しくらい荷物が多くなっても大丈夫! ぜひ重量キャンプをおすすめする。

■重量キャンプとは?

とにかくギアが多く、サイトがゴチャゴチャしている(撮影:堀田篤史)

 重量キャンプとはウルトラライトなキャンプとは相反するもので、できるだけ道具をたくさん準備して快適にキャンプを楽しむ方法だ。

 ギアが増えると持っていくのは面倒だが、できることやりたいことが増え、キャンプが楽しくなる。次に筆者が考える重量キャンプの心得を紹介する。

■心得その1 テントは複数人用

ワンサイズ大きめのテントだと快適(撮影:堀田篤史)

 ソロキャンプ用のテントは、コンパクトに持ち運ぶために居住スペースが狭く、高さが低いものが多い。それゆえ出入りで頻繁にかがみ、腰が痛くなることも多くストレスだ。

 重量キャンプでは、1人用のテントではなく、2〜3人用のテントをおすすめする。居住スペースが広くなるので圧迫されず快適に過ごせ、天井が高くなりかがまずにすむので腰にもやさしい。ギアは大きくなるが、テントを大きくすることでメリットはかなり増える。